じぶん更新日記・隠居の日々
1997年5月6日開設
Copyright(C)長谷川芳典



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 総務省のマイナポイントアプリをダウンロードしようとしたが、6月に購入したRakuten Hand 5Gは対応しておらず、GooglePlayで検索しても当該のアプリは表示されなかた。ダウンロードサイトに無理やりアクセスしても、「お使いのデバイスはこのバージョンに対応していません」とか「このアプリは、お使いのデバイスでは利用できません。」というエラーが出て先に進めなかった。【画像A、B】。
 そこでコンビニまで出向いて、ATMからの申請を試みたが、1回目はマイナカードの認証も、決済用カード(WAONポイント)の必要情報入力も無事に完了したにもかかわらず、最終的には「お取り扱いできません。マイナンバー総合フリーダイヤルへお問い合わせください」というエラーが出て失敗した。
 さらにもう一度、「健康保険証利用申込み」のボタンから手続を行ったところ、手続自体は完了したものの、マイナポイントを受け取るためのWAONポイントとの紐付けをするための画面が現れず、このままではせっかく手続したのにマイナポイントを受け取れない恐れが出てきた。また、「公金受取口座」の登録はコンビニATMではできないということが後から判明した。↓の記事参照。

2022年7月2日(土)



【連載】「スマホ無し老後」からの脱却(21)Rakuten Hand 5Gではマイナポイントアプリがインストールできない/コンビニでのマイナポイント第二弾申請は宙ぶらりんに

 昨日に続いて、スマホ初体験の記録。

 各種報道によれば、マイナンバーカードを健康保険証として登録した人などが合わせて1万5000円分のポイント還元を受けられる申し込みの受け付けが、6月30日から始まった。この「マイナポイント第2弾」はマイナンバーカードを取得し健康保険証としての登録や、国からの給付金を受け取る「公金受取口座」の登録を行った人が対象となり、それぞれ7500円分ずつ、合わせて1万5000円分のポイント還元を受けられるという。

 前回の第1弾の時は、まだスマホが無く、それ以外の方法は面倒そうだったので、夫婦でAEONのサポートカウンターまで出向いて申請を行った。
 今回はスマホを購入したこともあって、ぜひともスマホだけで手続を完了しようと意気込んだところであるが、初っ端から「不可能な壁」に突き当たってしまった。それは、

Rakuten Hand 5Gでは総務省のマイナポイントアプリがインストールできない

という大問題であった。
 確かに、こちらのリストにはRakuten Hand 5Gは含まれていないが、次々と新機種が登場する世の中にあって、リストに含まれていなくても新しい機種ならばインストールできるのではないかと思っていた。じっさいスペック詳細を見ると、この機種は、「おサイフケータイ:対応」、「NFC:対応」となっていて、マイナンバカードを読み込む機能は十分に備えているはずだ。

 しかしいざ、GooglePlayからダウンロード・インストールしようとすると、「マイナポイントアプリ」はそもそも対応していないということでアプリのリストには表示されない。無理やり別のところから入手したダウンロードページにアクセスしても、「お使いのデバイスはこのバージョンに対応していません」とか「このアプリは、お使いのデバイスでは利用できません。」というエラーが出て先に進めなかった。上記のように、Rakuten Hand 5Gはマイナンバカードを読み込む機能は十分に備えていると思うのだが、とにかくGoogleのほうでインストールできない障壁を作っているため、7月1日の時点ではマイナポイントアプリによる申請はできないことが判明した。

 そこで、ウォーキングのついでに、マイナンバーカードとWAONカードを携行して、最寄りのセブンイレブンで申請にチャレンジしてみた。店員さんはATM端末から操作してくださいと教えてくれたものの「私もよく知らないので分からないことがあったら電話で訊いてください」と対応された。
 ATMからの手続はけっこう順調に進み、マイナンバーカードの認証のあと、マイナポイントを受け取るためのWAONカードの認証手続、セキュリティコード入力などが完了した。これでうまく行ったと思ったところだったが、なっなんと、「お取り扱いできません。マイナンバー総合フリーダイヤルへお問い合わせください」というエラーが出て失敗した。
 さらにもう一度、「健康保険証利用申込み」のボタンから手続を行ったところ、手続自体は完了したものの、マイナポイントを受け取るためのWAONポイントとの紐付けをするための画面が現れず、このままではせっかく手続したのにマイナポイントを受け取れない恐れが出てきた。

 そこでいつものウォーキングコースを変更し、イオン系列のスーパー「マルナカ」に立ち寄ってみた。案内係のおばちゃんに「コンビニで手続したが、WAONポイントの紐付けができていないようだ」と事情を話したところ、専用端末を案内してくれたが、おばちゃんが教えてくれたのは「センター預かりのポイントをWAONポイントに移す」という方法であって、私の目的とは別であった。といっても、これ以上話は通じそうもなかったので、買い物だけ済ませて立ち去った。

 夕刻、自宅からマイナンバー総合フリーダイヤル0120-95-0178に電話をかけてみたが、この種の電話窓口ではありがちなことであるが、通話中、もしくは「ただいま電話が大変混み合っています。もうしばらくお待ちいただくか、しばらく経ってからかけ直してください」という応答メッセージが流れるばかりでなかなか繋がらなかった。
 その後やっと電話が繋がり、照会コード、受付番号、問い合わせ番号などをお伝えしたところ、けっこう時間をかけて調べてもらうことになったが、結局、窓口のほうではエラーの原因はつかめず、「今日は大変混雑していたため、接続上のトラブルでエラーになった可能性があり、明日以降にもう一度試してみてください」という結論になってしまった。
 なお、電話のついでに、ATM画面では「公金受取口座」の登録ボタンが表示されていなかったと伝えると、「公金受取口座の登録は、現状では、スマホ[]、もしくは、市町村の窓口で申請してもらう方法しかありません」とのことであった。やれやれ、コロナがまだ収まっておらず連日猛暑日が続くというのに、7500円目当てで市役所まで出向かなければならないとは厄介なことだ。
]電話の応対者は、「おサイフケータイ」の機能があるスマホならマイナポイントアプリが使えるはずだと言っておられた。

 ということで、この日の申請手続は失敗に終わった。この先まだ残っている希望の火は、妻のスマホでマイナポイントアプリをインストールすることであるが、7月1日の時点ではまだ試していない。

 ここからは私の感想・意見。今回の第2弾は、最大15000円分のポイントが付与されるということで、そのエサに飛びついて申請をすることになった次第だが、そもそもそのポイントは誰が出してくれるのかと言えば、けっきょくは自分の払った税金であり、本質的には何も得をしていないことになる。
 そもそもマイナンバーが本当に有用なのかどうかは極めて疑わしい。今回の「健康保険証利用申込み」なども、これまでのカード型保険証で十分であり何1つ便利になることはない。「公金受取口座」などといっても、そんなに滅多に受け取れるお金があるわけではないし、10年、20年のうちには口座を変更する必要も出てくるかもしれない(←私はたぶん20年以内で死ぬ)。
 何人かのエコノミストが指摘しているように、マイナンバーカード制度の普及は、もはや自己目的化しており、コンコルドの誤謬」と言わざるを得ない。