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複数のサイトで紹介されていた「4色型色覚」を調べるテスト【一段目】。4色型色覚の人はそれぞれの円の中に文字が見えるということであったが、画像処理ソフトでいろいろな補正を試みたものの【二段目以下】、前日掲載の「色の見分け方のテスト」と異なり、正解をあぶり出すことはできなかった。↓の記事参照。 |
【小さな話題】色や文字の見え方の不思議(5)4色型色覚 昨日に続いて、YouTube動画で取り上げられていた色覚に関する話題。今回は、以下のような動画で取り上げられている「4色型色覚」について考察する。 4色型色覚についてはウィキペディアにも解説があり、該当部分を引用させていただくと【一部改変・省略】、 ヒトを含む旧世界の霊長類(狭鼻下目)の祖先は、約3,000万年前、X染色体に新たな長波長タイプの錐体視物質の遺伝子が出現し、X染色体を2本持つメスのみの一部が3色型色覚を有するようになり、さらにヘテロ接合体のメスにおいて相同組換えによる遺伝子重複の変異を起こして同一のX染色体上に2タイプの錐体視物質の遺伝子が保持されることとなり、X染色体を1本しか持たないオスも3色型色覚を有するようになった。これによって、第3の錐体細胞が「再生」された。このほか、 4色型色覚についてと同様に、第二色弱(緑色弱)と第一色弱(赤色弱)の両方の遺伝子を持つ女性が、後には赤と緑の不十分な錐体細胞が失われるものの、出生時には5つの異なるタイプの色を感じる錐体細胞を持つことが示唆されている。という記述もあった。 【診断】あなたは「4色型色覚」持ってるか?によれば、4色型色覚として最も考えられるのは、赤の錐体(L錐体)の突然変異と通常のL錐体の2つを持っている可能性であるという。これにより、3色型の人には同じ赤に見える色がわずかに異なって見える。つまり3色型の人に見えない色が見えているわけではなくて、類似した色の微妙な差を見分けられると言われている。 この動画の後半では、4色型色覚の人が黄色い花を見ると花弁の端の部分が紫色のように見えること、またそのような色覚の持ち主として、アメリカ・カリフォルニア州に澄むコンセッタさんが紹介されていた。2012年頃、コンセッタさんが自らのスタジオでアートクラスを開催していたところ、3色型色覚者には黄色にしか見えない色が黄色と紫に分かれて見えていることが判明した。コンセッタさんには、
上記のコンセッタさん(Concetta Antico、コンチェッタ・アンティコ)についてはネット上でもたくさんの紹介記事があり、いくつか抜粋すると、
なお、錐体細胞の種類の多いほうが画家として成功するかどうかも何とも言えないように思う。しばしば指摘されているように、ゴッホは「P型色弱」であると推定されている。3色型色覚者が見ているゴッホの色彩は、ゴッホ本人が見ている色ではない可能性があるが、それにもかかわらずゴッホの色彩は、3色型色覚者から高い評価を得ている。 次回に続く。 |