じぶん更新日記

じぶん更新日記・隠居の日々 1997年5月6日開設
Copyright(C)長谷川芳典

01月のインデックスへ戻る

最新版へ戻る

※クリックで全体表示。

　年末年始の帰省先・北九州から岡山に戻ったところ、ベランダでオオキバナカタバミが開花していた【写真上】。オオキバナカタバミは北九州のウォーキングコース沿いではよく見かけるが【写真下】、岡山では珍しい。岡山では最低気温が氷点下まで下がる日が多く、ヒメツルソバ【写真下】もそうだが、岡山では繁殖しにくいと思われる。

2023年1月10日（火）
【連載】チコちゃんに叱られる!「鼻水」　昨日に続いて、1月6日（金）に初回放送された表記の番組についての感想・考察。本日は、駅伝ってそもそもなに？初詣に行くようになったのはなぜ？鼻水ってなに？紅白幕がおめでたいのはなぜ？【おたよりご紹介】みんなより背が小さかったらどうするかという5つの話題のうち、3.について考察する。　鼻水の正体については、放送では「鼻水がないと人は死にますスーパーヒーローなのだ～！」と説明された。　鼻の中には鼻甲介というヒダがあり、鼻水のもとになる鼻粘液が分泌されている。何かしらの刺激を受けるとそれが鼻水となって外に出てくるという。鼻水がなくなるといろいろな病気を引き起こし、最終的には死に至る。　鼻水による防御は多様であり、熱い空気をわずか1秒ほどで体温に近い温度まで下げる。辛いものが入ると、それに含まれているカプサイシンがTRPV1（トリップブイワン）にくっつくため43℃以上になったと勘違いして大量の鼻水が出る。【2020年2月21日の放送参照】冷たく乾燥した空気が体内に入ると体内の細胞が破壊されてウイルスが増殖するが、鼻水は潤いを与えることでそれを防ぐ。長時間寒い場所にいると、鼻水は出続け、鼻甲介は膨らみ続け、鼻詰まりとなる。なお、脇の皮膚の中には鼻甲介の血管を収縮させる交感神経が走っているので、500mlのペットボトルを脇に挟むだけで鼻詰まりを解消することができるという。さらに鼻水には「体内に侵入した異物を外に出す」という働きがある。また、体内にある線毛が鼻水とウイルスを喉の奥へ流し、胃液で殺菌する働きもある。鼻甲介が刺激を受けると、鼻水の他にくしゃみが出るが、これによってもウイルスは体外に出ていく。　ということで、鼻水というのは病気の症状ではなく、健全な防御反応のようであった。　鼻水に関して、私がいまだに分からないのは、風邪をひいて鼻水がたらたら出てきた時にどうすればよいかということだ。鼻をかむというのは、かえって粘膜の炎症を増幅するような気がする。かといって鼻血が出た時のように、ティッシュペーパーを鼻の穴に詰めると、息苦しくなる。薬に頼るのもどうかなあと思う。　もっとも新型コロナの感染が始まった2020年1月以降は、人前でのマスク着用を徹底しているためか、そもそも人混みを避けているせいか、鼻水が止まらなくなるような風邪は一度もひいたことがない。　次回に続く。