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「必見!ヒット商品研究所〜2022ベストヒット&ロングセラーのヒミツ!〜」【1月5日の日記参照】で2022年の第1位として紹介された乳酸菌飲料「Y1000」が「お一人様1本限り」として近隣のドラッグストアで売られていた。試しに買ってみたが、最初に飲む権利は妻に譲ったためまだ効能は確認できていない。妻の感想としては普通のヤクルトと同じ味で特に効能は感じられないとのことであった。 パッケージでは「ストレス緩和」、「睡眠の質向上」、「腸内環境改善」とアピールされていたが、たった1本飲んだだけでその夜にぐっすり眠れるようになるとは信じがたい。また私の場合、自家製ヨーグルトと豆乳を混ぜた飲料をを朝食後と昼食後に大量に飲んでいるため、その際に摂取した乳酸菌と、このY1000のシロタ株が競合する恐れもありそう。 なおリンク先によると、シロタ株は「強い酸性培地で乳酸菌を培養し、さらに耐酸性の高い株を選抜」した結果として得られたものであるという。なので、何かの効能をターゲットとして選抜されたわけでは必ずしも無いように思われる。 |
【連載】ChatGPTの親近感とデタラメ度(3)新しいハンドルとWeb日記タイトルの候補、笑い話、面白い俳句 昨日に続いて、ChatGPTの話題。 これまではChatGPTにいろいろな質問をぶつけて回答をいただいていたが、どうやら、それ以外に、何かを提案したり紹介してくれたりする機能があることが分かった。そこで、 ●私は長年にわたり「はせぴぃ」というハンドルネームを使用してきましたが、70歳になったのでもう少し年相応のハンドルに変えたいと思います。なにか良い候補はありますか。5つ挙げていただくとありがたいのですが。 と質問したところ、 という回答をいただいた。さらに「日本語のハンドルにしたいのですが。」とお願いしたところ、 という提案をいただいた。おやおや、最近では「はせぴぃ」の代わりに「隠居人はせじぃ」を名乗っているので、第一候補の「はせじいさん」はピッタリであった。それ以外の「賢者の」とか「経験豊富な」というのは、威張っているような印象を与えてハンドルとしてはふさわしく無いように思われる。 なお、これに関連して、 ●私は65歳の定年退職を機会に、自分のハンドルネームを『はせぴぃ』から『隠居人はせじぃ』に変更しました。この変更によって他者からのイメージはどのように変わると思いますか? と質問したところ、 『隠居人はせじぃ』のハンドルネームに変更することで、他者からはあなたが退職してから隠居生活を送っているというイメージを持たれる可能性があります。また、『はせぴぃ』よりもさらに謙虚で、静かで、内向的なイメージを持たれるかもしれません。という回答をいただいた。これは、まあ、私の想定通りであった。 次に『じぶん更新日記』というタイトルについても、 ●私は1997年以来、『じぶん更新日記』というWeb日記を執筆してきましたが、70歳を過ぎて「自分の更新」が困難になってきたため、Web日記のタイトルを年相応のタイトルに変更したいと思います。どのようなタイトルがピッタリでしょうか。5つほど候補を挙げていただくとありがたいのですが。日本語でお願いします。 と質問したところ、 というタイトルをご提案いただいた。うーむ、どれもイマイチ、このWeb日記の執筆方針には合致していないように思う。 さて、最近の私は殆ど笑ったことが無いので、 ●短い笑い話を1つ紹介してください。 とお願いしたところ、以下のような紹介があった。 「なぜコワイの?」 英語から日本語に機械翻訳された際のミスもあるかと思うが、この「笑い話」のオチがどこにあるのか私には分からなかった。説明を求めたところ、 これは、犬と猫の関係をもどかしいものにしているという笑い話ですね。犬が猫を追っていることが、どうしようもないことだと言っているのに対して、猫も走っているということで、それが自然なことだというニュアンスがあります。という回答をいただいたが、それでもなお私にはどこが笑い話になっているのか理解できていない。 もう1つ、 ●面白い俳句を1つ紹介してください。 とお願いしたところ、 「花見に行くからと言って、花は枯れない」 と紹介された。「俳句」という意味はうまく翻訳されなかったようである。いずれにせよこの「俳句」のどこが面白いのか、私にはよく分からなかったので説明を求めたところ、 「花見に行くからと言って、花は枯れない」という俳句は、言葉の意味を見るだけでは面白さを感じにくいかもしれません。しかし、この俳句は、花見に行くことが花を枯らすわけではないということを暗に示唆していると解釈することができます。つまり、花見に行くことが花を枯らすという考え方は、根本的に間違っているということを指し示しているのです。それが、面白いという意味です。という回答をいただいた。 なおこの「俳句」の作者や出典について尋ねたがいずれも不明とのことであり、さらに「AIが自動的に生成した俳句ではありませんか?」と尋ねると、「そうですね、私は訓練データとして多数の文章を学習しています。その中には俳句も含まれているので、私が生成した俳句もあるかもしれません。具体的な出典は不明ですが、一般的な俳句の一つとして使われることがあるだけです。」と回答された。 また、 ●日本の俳句は「五七五」すなわち、5文字、7文字、5文字から構成されるのが一般的となっています。この基準を満たした俳句の中で、面白い俳句を紹介してください。 とお願いしたが、紹介されたのは、 「雨上がりの空に鳥の音」 「虫の鳴く夏の夜」 「花咲く道を行く人影」 「秋風に舞う落葉」 「星の降る夜の海」 「朝露に濡れた草花」 さらに、それらは17文字になっていないぞと指摘したところ、 「雨降り風に舞ひ」 「梅雨の朝露に」 「桜吹雪舞う」 「紅葉狩りに行け」 「暮れて静かな海」 「露に濡れた石畳」 が紹介されたが、いずれも「五七五」ではない。このAIは、日本語の平仮名表記による文字数や俳句との関連について理解できていないように思われた。 ※AIが生成した俳句についてはAI俳句協会のサイトを参照されたい。 不定期ながら、次回に続く。 |