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ウォーキング中、半田山植物園で1本に11輪の花をつける可能性のある花茎を見つけた。11輪は「じぶん比」では過去最多。但し現時点で開花しているのは7輪で、まもなく開花する見込みの蕾が1輪、残り3輪は未だ蕾状態となっている。これらの蕾が開花した時に、先に咲いていた花が萎んでしまうと正式な「11輪咲き」には認定できそうもない。 |
【連載】チコちゃんに叱られる!「温かい食べ物が美味しい理由」 1月20日(金)に初回放送された表記の番組についての感想・考察。本日は、
さて、「なぜ温かい食べものはおいしい?」という疑問であるが、私個人としてはそもそも温かいほうが美味しいと思ったことは殆どない。みそ汁、鍋物、おでんなどは冷えてしまってもそれほど味は変わらないし、スイカやビールのように冷やしたほうが美味しいものもある【但し私はビールは飲まないが】。ヒューマニエンスのところにも書いたが、私自身はどうやら美味しいという感覚が鈍っていて、「食べたいから食べる」というより「エネルギーや栄養補給の手段として食べる」という食生活になっているようである。 元の話題に戻るが、放送では「分子が活発に動くから」と説明された。吉原良浩先生(理化学研究所)によれば、まず5つの感覚の中でおいしいと感じるのは味覚のほか嗅覚が重要な役割を果たしている。このうち温かい食べ物に影響を与えるのが嗅覚(食べ物から空気中に出た香り)であるという。舌の上の味覚センサーがおよそ100万個あるのに対して、嗅覚センサーは約1000万個もあり、私たちは味よりも香りに敏感になっている。なので風邪をひいて鼻がつまってしまうと味が全然しなくなることがある。 香りには、食べ物(飲み物)から外に広がっていく香りと、摂取後に口の中からそのまま鼻に届く香りがあり後者の方がより強い香りとなる。放送では、目隠しをして鼻栓をした状態で飲み物の種類を当てるという実験が行われた。鼻栓をすると口の中の香りが鼻へと抜けなくなるため香りを感じることができなくなる。じっさい、7人の被験者が、りんごジュース、ももジュース、ぶどうジュース、オレンジジュースの4種類の飲み物を口にした時の正解率は21%に過ぎなかった。 香りの分子は温度が高い時のほうがより活発に動き、よりたくさん空気中に出る。温かい食べ物のほうがより多くの分子が鼻に届くため、より強い刺激が脳に送られて美味しさを強く感じさせる。 なお口の中で感じる味覚と温度との関係については、
では、嗅覚に関して「温かい食べ物のほうがより多くの分子が鼻に届くため、より強い刺激が脳に送られて美味しさを強く感じさせる」という現象が「温かい食べ物はおいしい」ことの原因になるのかどうかということになるが、この点についてはイマイチ分からないところがある。というのは、熱い食べ物であっても冷たい食べ物であっても口の中に入れば体温の影響でほぼ同じ温度になるはず。なのでそこから鼻に送られる香り分子の数にはそれほどの差は無いように思われる。なので、今回の説明からは、 ●テーブルの上にある料理の中では温かい食べ物のほうが香りが強く美味しく感じられるが、いったん口に入った後は、もともと温かかったとしても冷たかったとしても、温度の差が美味しさに影響することはない。 という推測が成り立つように思われるのだが真相は不明。 なお、冷たいジュース、スイカ、アイスクリームあるいはビールなどが美味しいのは、味覚・嗅覚センサーとは別に、外気の暑さが和らぐ(←舌が冷やされたことで外気が涼しくなったというように脳が勘違いする)ためではないかと思われる。あと、日本酒の熱燗で人肌(35℃)前後が好まれるのは、上掲の甘味センサーが35℃のお酒の甘味を最も強く感じるためではないかと推測されるが、私自身はお酒を一切飲まないので確かなことは分からない。 次回に続く。 |