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土日の2日間、近隣のドラッグストアで「d払いで10%還元」というキャンペーンをやっていた。土曜日に試しにd払い(残高払い)で607円の買い物をしてみたが、履歴のところには3pしか付与されていなかった。日曜日にレジでそのことを尋ねると「私たちのほうでは還元されたかどうかは確認できません。どういう条件で還元されるのかについてはGoogleで「d払い」を検索してください。」というつれない返事が返ってきた。確実に還元されるという保証がないと爆買い?[※]はできないので、日曜日は何も購入しなかった。 いずれにせよ、店員さんでも説明できないような、やる気の無いキャンペーンでは参加者は限られるように思う。おそらく後日ポイント還元になるとは思うが、せめて、スマホ決済還元の時と同様に、「○月○日に10%還元ポイント付与予定」というメッセージを入れてもらいたいものだ。 [※]このドラッグストアでは月の後半の土日月に10ポイントデーがあり実質10%還元になる。また毎月15、16日のシニアデーには60歳以上のシニア会員は5%割引があり、土日の6ポイントデーと重なった時には実質11%の還元になる。但し、食品は常に1%しか還元されないので、d払いの10%対象に食品が含まれているならばその時に買ったほうがお得ということになる。 もっとも単に食品を安く買うのであれば、近隣のラ・ムーのほうが遙かに安い。 |
【連載】チコちゃんに叱られる!「父親が子育てする動物と一妻多夫制」「ワイシャツの前後の裾が長いのは」 昨日に続いて、1月20日(金)に初回放送された表記の番組についての感想・考察。本日は、
3.の「パパの愛情いっぱい子育て教室」では、父親が子どもを守ろうとしている動物3種が紹介された。
このことをふまえたうえで、上記の3種の動物のうち、アフリカウシガエルとトサカレンカクはどうやら父親だけで子育てをしているようである。父親に子育てを任せることによる種としてのメリットは、おそらくメスを子育てから解放することで、メスが別の雄と交尾してより多くの子孫を殖やせることにあるのではないかと思われる。もっともこうした一妻多夫ではメスは自分の遺伝子をより多く殖やせるが、オスのほうは交尾の機会が減るために、競争相手となる他の雄の子孫を殖やす結果を招いてしまう。そのことはどう説明されるのだろうか。なお、いま一妻多夫と述べたが、オスが強固な縄張りを作り、そこに入り込んできた複数のメスと交尾するのであれば一夫多妻となる。このあたり、アフリカウシガエルの生態をもう少し詳しく調べてみないと何とも言えない。【←私は、1匹の強いオスが縄張りを作ってその中に複数のメスを棲まわせてそのオスとだけ交尾をして繁殖するようなシステムは「一夫多妻」、1匹のメスが複数のオスの縄張りを渡り歩いて、それぞれのオスと交尾をしてそのつど産卵するのであれば「一妻多夫」、複数のオスと複数のメスがその時その時に偶然に出会った相手と交尾するのであれば「多夫多妻」であると理解しているが、生物学的にどう定義されているのかは不明】 オオサイチョウの場合は、夫婦による子育てなので今述べた問題は生じない。巣の中に雛と一緒に母親を閉じ込めてしまうことは、夫婦が交代で給餌する場合に比べると餌の量が半分に減るというデメリットがあるが、反面、巣穴に侵入する外敵から雛を守るというメリットがある。食料資源が豊富にあり(←オス1羽だけでも、メスと雛の十分な量の餌を獲得できる量)、かつ外敵が多いジャングルで子育てをする場合には有利になるのではないかと推測できる。 次に、ウィキペディアで3種の動物について検索したところ、
さらに、最近ハマっているChatGPTに、 ●トサカレンカクという鳥は一妻多夫制で雛を育てると聞きました。一夫多妻や一夫一妻に比べるとどのようなメリットがあるのでしょうか? と質問したところ、以下のような回答をいただいた。 トサカレンカクは一妻多夫制で雛を育てることで、繁殖成功率が高くなります。一妻多夫制は、雛が十分な食物を得られるため、成長が早く、健康に育つことができます。また、多くの父親がいるため、遺伝的な多様性が増し、群れの強さが向上することが期待されます。一方、一夫一妻制は、一人の父親が多くの雛を育てるため、食物が不足し、雛の成長が遅くなる可能性があります。「多様性が増す」というメリットは分かったが、このAIは「トサカレンカクのメスが子育てをしていて複数のオスが餌を届ける」というように誤解している可能性がある。 最後の4.の「ワイシャツの裾の前後が長いのはなぜ?」という疑問であるが、念のため私自身のワイシャツを調べてみたが、確かに前後の裾の部分は、側面よりも長くなっていた。放送では「パンツの名残」が正解であるとされた。 放送によれば、クールビズの呼びかけもあり、今ではワイシャツ姿は当たり前になっているが、もともとは下着であり、14〜15世紀にはシュミーズと呼ばれていた。その後、ももひきのようなパンツ状の下着が登場したが、19世紀に入ってピッタリとした長ズボンが主流となると、厚手の下着はかさばることからノーパン状態となった。その際にワイシャツの裾がパンツの役割を果たすようになった。今でも予備のボタンが裾についているシャツがあるのはその名残であるという。その後1930年代になると薄くて履き心地のよいブリーフが登場したためワイシャツの裾は短くなったが、側面より前後の裾のほうが長いという形状はその名残として残っているということであった。 以上の説明は服飾の資料に基づくものなので間違いないとは思うが、このWeb日記で何度も指摘しているように、「○○が××なのはなぜ?」という問いに対して「○○が××になった由来」を述べただけでは説明としては不十分であるように思う。特に現在も使われているモノの特徴に関わる謎では、その由来がどうであれ、○○が××であり続けていることには、現時点でその特徴を維持・継続している別の要因が働いているはずだ。宗教的な慣習などを除けば、生物の「退化」と同様、利便性の無い特徴はじきに廃れていくはずである。 ということで、ワイシャツの裾の前後が長いことにはどのようなメリットがあるのか?という話になるが、ウィキペディアにも記載があるように、おそらく、「【裾丈は】お尻が完全に隠れるまで(シャツが外に出るのを防ぐため。座った状態から立った状態になるとシャツが出てきてしまう恐れがある)。」というのが一番の理由ではないかと思われる。またお尻ばかりでなく、中年以降の男性はお腹が出てくるため、前の方も長くする必要がある。いっぽう側面は、長いと窮屈であり、動くのに不便になることから、相対的に短くしているものと思われる。 またこのことから、ズボンの下まで入れずに着るポロシャツ等は、わざわざ裾を長くする必要はないと言える。但し以上に述べたことはあくまで私の推測である。 なお、ウィキペディアによれば、「ワイシャツ」は「ホワイト(白い)シャツ(White shirt)に由来する名前で日本独自の呼称であり(但し韓国では通用するらしい)、「青いワイシャツ」というような表記は間違いとされる。また関西圏で使われる「カッターシャツ」は「買った」に由来し、ミズノの登録商標になっているという。もっとも、「青いワイシャツ」が誤用であるなどと言われると、代替表現として「青いカッターシャツ」という呼称を使いたくなってしまう。 |