じぶん更新日記・隠居の日々
1997年5月6日開設
Copyright(C)長谷川芳典



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 土曜日の朝、このWeb日記を書きながらNHK朝ドラ『らんまん』の第3週総集編を視ていたところ、8時4分頃に見覚えのある花の写真が挿入されていることに気づいた。瞬間的であったが、録画再生でアケビの花であると確認できた【写真上】。アケビの花は半田山植物園でも4月8日に撮影したことがあった【写真下】。
 アケビは雌雄同株、雌雄異花。放送されたのは雌花、私が撮影したのは雄花のようだ。花びらの色は白と赤紫色があるようだが未確認。

]アケビの花の写真は、各回放送では4月18日の第12話、8時13分頃、万太郎が東京に見送られるシーンで挿入されていることが分かった。
追記]
Bingに、
アケビの花には白色と、赤紫色の花がありますが、別の品種でしょうか。それとも、雄花と雌花で色が違っているのでしょうか?
と尋ねたところ、
アケビの花には白色と赤紫色の花がありますが、それは雄花と雌花で色が違っているからです。雄花は白っぽいクリーム色で小さく、雌花は紅紫色で大きくなります3?。別の品種ではありません。アケビの花は秋に咲きますが、果実の方が有名ですね1?。
(1) アケビ - 松江の花図鑑(島根県松江市の野草樹木シダの名前が .... https://matsue-hana.com/hana/akebi.html.
(2) アケビ - Wikipedia. https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%82%B1%E3%83%93.
(3) アケビ(木通)の花言葉|花の特徴や種類、実の栄養は .... https://horti.jp/14795.
(4) アケビとは?その特徴や花言葉を紹介!開花時期や見頃の季節 .... https://botanica-media.jp/104.
(5) ムベ(郁子)とは?花言葉、花の特徴や季語、アケビとの違い .... https://lovegreen.net/gardentree/p309557/.
という回答をいただいた。
もっとも、こちらのサイトによると色はそれほどには濃くないようだ。放送で紹介された写真は、ミツバアケビに近い色のようにも見える。



2023年4月22日(土)



【連載】チコちゃんに叱られる!「吉岡秀隆さん」「野菜を噛む時のシャキシャキ音」、「アフタヌーンティーの段々」

 4月21日(金)に初回放送された表記の番組についての感想・考察。この日は、
  1. 野菜を食べるとシャキシャキするのはなぜ?
  2. アフタヌーンティーに段々が出てくるのはなぜ?
  3. 【CO2削減のコーナー THE論文SHOW!】マグカップに入れたコーヒーをこぼさないように運ぶ方法
  4. 買い物をするとポイントがつくようになったのはなぜ?
という4つの話題が取り上げられた。本日はこのうち1.〜2.について考察する。

 その前に、今回のゲストの一人は吉岡秀隆さんであったが、私はこの「吉岡さん」が『男はつらいよ』や『ALWAYS 三丁目の夕日』シリーズに登場する吉岡秀隆さんと同一人物であったことに放送の終わりまで気づかなかった。少し前にNHK-BSで再放送されていた『八つ墓村』(2019年版のNHKスーパープレミアム)にも出演されていたが、これまた全く別人物のように見えた。渥美清さんや倍賞千恵子さんは、『男はつらいよ』に出演されていた時も『幸福の黄色いハンカチ』に出演されていた時にも渥美清さんや倍賞千恵子さんにしか見えないが、吉岡秀隆さんはそれぞれの役柄で全く別人に見えてしまうところがスゴい。

 さて1.の「シャキシャキ」音であるが、櫻井直樹先生(広島大学)は、「細胞壁があるから」と説明された。野菜を噛むと細胞壁が壊されるが、その際に細胞の中にある水や中身が一気にはじけ出る時の音と歯の振動がシャキシャキの音の元であるという。
 いっぽう動物には細胞壁が無いのでシャキシャキ音は出ない。このことに関連して、動物にはなぜ細胞壁が無いのかが説明された。
  • 植物の場合は根から水を吸っているので細胞の周りは水ばかりになる。そのため細胞壁が無いと浸透圧によって細胞が膨らんで破裂してしまう。その膨らみをストップさせるのが細胞壁である。
  • 動物の場合は細胞の周りには血液などの体液があり細胞内部と同じ濃度になっているので細胞壁は必要ない。
  • 細胞壁が無い動物は体が柔らかいので体を支えるための骨が必要だが、植物は細胞壁で硬くてしっかりしているので骨は必要ない。

 放送ではさらに、モヤシとレタスのシャキシャキについて説明された。モヤシは日光を浴びようとして急激に細胞が成長する。そのぶん細胞壁が薄く、また水がいっぱい含まれているのでシャキシャキ音が出やすい。レタスの芯も同様。
 放送ではまた、レタス、キャベツ、モヤシを食べた時のシャキシャキ音が比較された。測定の結果、食べた瞬間の音の鋭さはキャベツが一番であったが、基準以上の大きさの音の持続性はモヤシのほうが長く、総合的にはモヤシがシャキシャキ王であると判定された。

 ここからは私の感想・考察になるが、私は、シャキシャキの原因は野菜の繊維を噛んだ時に水がでるためだと思っていた。しかし櫻井先生の補足説明によれば、野菜の繊維も細胞壁の一種ではあるがシャキシャキの原因にはならない、野菜の繊維は水や栄養を通す管であって膨らんで水をはじき出すことはないとのことであった。
 ところで、細胞壁というならば野菜ばかりでなく果物にもあるはず。果物を食べた時にシャキシャキしないのはなぜだろうか? 放送では特に説明はされていなかったが、おそらく果物のような熟した状態では細胞はすでに死んだ状態になっていて細胞内の水分も減っているためではないかと推測される。リンゴを食べる時には「サクサク」音が出るがこれはリンゴの果肉と歯の摩擦音ではないかと推測される。野菜であってもシャキシャキ音が出るのは、調理前の生野菜に限られているはずだ。




 2.の「アフタヌーンティーの段々」については、私自身は存在を知らなかった。私自身はそもそも間食を一切とらず、定年退職後は、昼食は11時から、夕食は17時からと厳格に決めている。昼食後はウォーキングに出かけるので、アフタヌーンティーの習慣を挿入する機会が無い。
 ということでこの2.の話題は私の関心外であったが、放送によれば、正解は「テーブルが小さかったから」とされた。アフタヌーンティーは19世紀中頃、イギリス7代目ベッドフォード公爵夫人アンナ・マリアが空腹のためこっそりティータイムをとっていたのが始まりで、やがて中流階級や一般庶民に広まった。しかし庶民のテーブルは狭く、また多くの使用人を雇えないことからケーキスタンドが利用されるようになったという。ケーキスタンドのルーツとしてはテーブルの横に置く『寡黙な使用人』であるという説もある。日本では1990年代に外資系ホテルがサービスを開始した【←私が知るはずがない】。
 放送ではさらに、アフタヌーンティーのマナーとして、
  • 紅茶は香りを楽しんでからミルクを入れる。
  • カップは握らずにつまむ。
  • 三段スタンドのティーフーズは下から順番に食べる。
  • スコーンは手で上下に割り、ジャムなどは食べる分だけを塗る。
が紹介された。ま、私自身がこの先の人生でそのような所作が求められることはなかろう。