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半田山植物園で見つけたコオニヤンマ(たぶん)。オニヤンマかと思ったが、ウィキペディアによると、
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【連載】チコちゃんに叱られる! 「打ち上げ花火の仕組み」「水切りチャレンジ」 8月11日(金)に初回放送された表記の番組についての感想・考察。今回は『真夏の83分拡大版』として以下の話題が取り上げられた。
まず1.の花火の疑問だが、私自身は、打ち上げ花火というのは、鉄製の筒に入った火薬の玉が大砲のように打ち上げられて、高く上がったところで爆発するものだと思っていた。放送では「花火とは別に打ち上げ用の火薬を爆発させるから」が正解であると説明された。私の理解していた内容でほぼ正解であったようだ。 放送によれば、打ち上げ花火の仕組みは以下の通り。
放送ではもう1つ、試作品の花火を打ち上げる現場が紹介された。試し打ちは、事前に場所と時間を申請して行われるということであった。打ち上げ筒からはおよそ1.3kgの花火玉が時速200kmで上空に打ち上げられる映像が流れていた。 ここからは私の感想になるが、私の住んでいるところからは月に1回くらいの頻度で、場所を変えてどこかでサプライズ花火が打ち上げられている。近隣の旭川中州付近で打ち上げられる時はかなりの迫力を感じるが、サプライズ企画のため事前にその近くに足を運ぶことができない。相当昔に、後楽園・岡山城近辺で行われた花火を一度だけ見に行ったことがある。ほぼ真上に打ち上がる花火は大迫力であるが、気をつけないと燃えかす(←すでに火は消えているが)が空から降ってきて目に入ることがあった。 花火の打ち上げの際の事故として想定されるのは、
打ち上げ花火の際の花火自体による事故としては、以下のようなものがあります。という回答をいただいた。 ついでに打ち上げ花火の費用について尋ねたところ、 打ち上げ花火1発にかかる費用は、花火玉の大きさによって変わります。一般的には、以下のような相場となっています。という回答をいただいた。 花火を打ち上げるたびに何万円ものお札が一瞬にして燃え尽きてしまうというのは勿体ないという気もするが、花火大会を行うことで花火師の生活も成り立つし、また花火大会自体の経済効果というのもあるだろう。もっとも最近では、レーザー光や多数のドローンを飛ばすことによるライトショーも行われており、そちらのほうが繰り返し利用できるし、演出効果も多彩であることから、この先ずっと同じ規模の花火大会が毎年続けられるかどうかは何とも言えない。 次の2.の「水切り」というのは、ウィキペディアに紹介されている通り。 水切り(みずきり)は水面に向かって回転をかけた石を投げて水面で石を跳ねさせて、その回数を競ったりする遊びのこと。「水の石切り」「石切り」とも呼ばれる。世界中、ある程度の大きさを持つ水面と石のある場所であれば、どこでも見られる遊びである。同じくウィキペディアによれば、世界記録と日本記録は以下の通り。
今回の放送では、川村康文さん(東京理科大学)による科学的な考証や、『全日本石投げ選手権大会』『仁淀川国際水切り大会』『天塩川de水切り北海道大会』という国内の水切り3大大会を制覇し国際大会でも優勝実績にある橋本桂佑さんにご登場いただき、記録に挑戦した。さらに、永弘進一さん(仙台高等専門学校)のアドバイスにより五角形にしたり、川村さんの更なるゴルフボールのようなくぼみをつけたりして、石工職人により御影石製の理想的な石を作りチャレンジしてもらった。 放送は3つの川で計4回行われたようであったが、橋本さんが自然石を使って投げた時には64回、理論的に最良に設計された加工石では42回カウントした時点で向こう岸に到達しそれ以上の回数は測定不能となった。 理論的な検証としてはもう少し条件を整える必要があったと思われるが、とにかく水面を64回も跳ね上がる様子というのは、理屈抜きで素晴らしかった。 次回に続く。 |