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10月27日の午後、岡山では黒い雲が押し寄せ、激しい雷雨となった。写真上は13時のレーダーアメダス。合計雨量は10.5ミリ。13時02分には最大瞬間風速22.5メートルを記録した。 報道によれば各所で雹が観測された。そのこともあって、気温は13時に23.7℃だったものが14時には14.3℃まで低下した。 |
【連載】チコちゃんに叱られる! 「漢字の筆順」/「右、有、布、必の筆順」 10月27日(金)に初回放送された表記の番組についての感想・考察。この回は、
放送では、漢字に書き順(筆順)があるのは、「先生が教えやすいから」が正解であると説明された。松本仁志さん(広島大学)によると
ここからは私の感想・考察になるが、まず、放送では「書き順」という呼称で統一されていたが、私自身は「筆順」というほうが馴染みがあるし、1958年に制定された手引きでも『筆順指導』となっていることから、以下は「筆順」という呼称を用いることにする。 さて、私は1959年に小学校に入学しているのでちょうど筆順指導が統一された直後に漢字教育を受けることになった。そのせいかどうかは分からないが、国語のテストの中には筆順を問う問題もあった。 筆順について私が疑問に思ったのは、まず「左」と「右」の違いであった【左は「一ノ」、右は「ノ一」】。その理由はネット上でも各種紹介されているが、象形文字まで遡った説明が正しかったとしても現代人がそれを踏襲しなければならない理由は無いように思う。ちなみに私は「右」は筆順テストの圧力もあって「ノ一」の順で書いているが、それ以外の「有」や「布」は「一ノ」の順に書いている。もっともワープロが普及した後は文字を手書きするのは自分の名前と住所程度になってしまったので、いつ頃からそういう筆順を続けているのかは記憶していない。 もう1つ、筆順でよく話題になるのが「必」である。「必」は「心」を書いてから「ノ」を加えると覚えやすいと思ったが、小学校の時にその筆順ではダメだとしつこく指導された。ところが、中学以降になってから、どこかの時点で間違えた覚え方をしてしまい、今でも「上の点→ノ」を書いたあと、3番目に左の点を書くクセがついてしまって直せなくなった。 このほかYouTubeでは、筆順を間違えやすい漢字がいろいろ紹介されている。私の場合、小学校時代の筆順指導が徹底していたためか、けっこう正解が多かったが、「巨」、「可」、「快」、などは違う筆順になっていることが判明した。 あと、日本では小学校教育における筆順指導の手引きが示されているが、中国(台湾を含む)ではそのような筆順の基準はあるのだろうか。さっそくBingに尋ねたところ、以下のような回答をいただいた。 日本では小学校教育において、漢字の筆順指導の手引きが示されています1. 中国(台湾を含む)でも、漢字の筆順に関する基準が存在します2. ただし、中国においても、書道の流派によって筆順が異なっていたであろうことは、容易に予想できます。それらを統一していく過程で、日本のものとは違った形で妥協することがあったとしても、おかしなことではありません。筆順は、より美しい字を書くための「手びき」にすぎません。絶対的なものではないのです3. 1: [小学校学習指導要領](https://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/new-cs/youryou/syo/gakushu/1313479.htm) 2: [漢字 - Wikipedia](https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%BC%A2%E5%AD%97) 3: [K'sBookshelf 辞典・用語 漢字林](https://ksbookshelf.com/DW/Kanjirin/index.html) さらに具体例を挙げて貰ったところ、 という回答をいただいたが、なんだかよく分からない例であった。 ま、日本の漢字の筆順は戦後に日本の委員会で決めたものであるから、中国での漢字の筆順がそれに一致するとは考えにくい。もう少し調べれば、中国での筆順指導の資料が見つかるかもしれない。 次回に続く。 |