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1月23日(火)、津山線沿いを歩いていたところ、『SAKU美SAKU楽』の回送車両が津山方面に向かっているところを目撃した。 こちらの情報によれば、『SAKU美SAKU楽』は現在営業運転されておらず、次回は3月20日から運転再開となるように思われるが、冬季にも、他の車両と連結して走っているところを何度か見かけたことがあった。今回は1両だけの単独運転であり、岡山発10:55のダイヤ通りで走っていたが、なぜこの時期に回送されているのかは謎である。 |
【連載】ヒューマニエンス「“左と右” 生命を左右するミステリー」(8)「道具が右利きを多くした」「左側通行と右側通行」 昨日に続いて、1月8日に初回放送された、NHK『ヒューマニエンス』、 ●「“左と右” 生命を左右するミステリー」 についてのメモと感想。 昨日までのところで、左右の利き手の比率は、他の動物と異なり半々にはならないという事実が示された。なぜ右利きが圧倒的に多いのか? 放送では2つの視点からその原因が考察された。 1つ目は、「道具が右利きを多くした」という説である。2016年にアメリカ・カンザス大学の人類学者デイビット・フレイヤーの研究グループは右利きにまつわる仮説を発表した。 ●Frayer D.W,, Clarke, R.J., & Fiore,I. (2016). OH-65: The earliest evidence for right-handedness in the fossil record. Journal of Human Evolution, 100, 65-72. それによれば、180年前の旧人類ホモ・ハビルスの上顎の前歯の化石の表面には斜めに入った細かいキズがあった。この細かいキズは、歯と左手で肉の筋を歯でで固定し、右手に持った石のナイフでそれを切り裂こうとするときにできると推測された。これに基づき、道具を右手で使用することとともに右利きが優勢になったと主張された。当時、同じ道具を複数の人が使っていたために右利きが広まったと考えられる。 また、 ●Coren, S., & Porac, C. (1977). Fifty centuries of right-handedness: The historical record. Science, 198(4317), 631-632. という研究では、紀元前3000年〜1950年までの美術品1180点を調査した結果、右手で道具を持っていた割合は一貫して90%前後であり、時代の流れによる増減は認められなかった。 放送でも言及されたように、文房具屋さんで売られているハサミ、カッターの刃の向き、定規の目盛りなどは右利きが便利なように作られている。また、ファイルの留め具も書類の左側で綴じるようになっているため、左利きの人が字を書こうとすると留め具に当たってしまって使いづらい。 ここでいったん私の感想・考察を述べさせていただくが、たしかに身の回りを見渡してみると、右利きが便利になるような道具はいたるところにある。いくつか考察してみると以下のようになる。
道路を車で通行する時に、左側通行の国と右側通行の国がありますが、交通事故の発生率に違いがありますか?上記の回答のなかで「右側通行では右折時に対向車との衝突の危険が高い」とあるのは何かの間違いではないかと思う。もし事故の発生率に違いがあるとしたら、
次回に続く。 |