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この冬一番と言われる寒気の影響で、1月24日(水)の岡山は前日の21時頃から朝の9時頃まで12時間にわたって氷点下の気温が続いた。1日の平均気温は0.4℃で、昨年12月22日と同じ値のタイ記録。 半田山植物園ではシモバシラの霜華が出現。私自身が目撃したのは12月22日、1月14日に続いて3回目。規模は1月14日と同程度であった。シモバシラの枯れた茎が水を吸い上げる力が劣化しているため、この冬はこれ以上の規模は期待できない。 |
【連載】ヒューマニエンス「“左と右” 生命を左右するミステリー」(9)歩行者の「左側通行と右側通行」 昨日に続いて、1月8日に初回放送された、NHK『ヒューマニエンス』、 ●「“左と右” 生命を左右するミステリー」 についてのメモと感想。 昨日の日記で、車の「左側通行と右側通行」について取り上げたが、これに関連して町中での人の流れについて補足しておく。まず、一般的に道路でどちら側を歩くのかをBingに尋ねたところ、以下のような回答をいただいた。 世界の国々では、歩行者が道路の左側、右側のどちらを歩くのかについては、各国の法律や慣習によって決められています。1 一般的には、車両が右側通行の国では、歩行者は左側通行となり、対面交通という形になります。2 これは、歩行者と自動車が相互に認識しやすく、安全性が高まるという考えに基づいています。2 しかし、必ずしも全ての国でこのルールが法的に定められているわけではなく、規定のない国や両側通行が認められている国もあります。2いっぽう、車が通らない通路、商店街、歩行者天国などでは、人の流れは特別の誘導が無い限りは、それぞれの場所での地域的な特性、あるいはローカルな習慣によって決まるように思われる。例えば、駅の改札口に対してバス乗り場が左側にある場合、利用者はより最短となる道路の左側を歩くようになるだろう。駅から降りる乗客は固まりになって進むので、逆方向に散発的に向かう歩行者に比べると多数派になりやすい。このほか、人気の店がどちら側にあるのかによっても決まる。駅構内の通路などもエスカレーターの位置、階段での「上り、下り」の誘導などの影響を受けて、それに繋がる通路の歩き方が決まってくるはずだ。いずれにせよ、通路等では逆方向からの歩行者とぶつかるのを避けようとするため、人の流れは固定されやすい。 なお、歩行者が反対側から歩いてきた人との衝突を避けようとして左右どちらに動くかということも、通路の人の流れを決めるバタフライ・エフェクトになりやすいように思う。人が右側通行している通路で、数人の集団が強引に左側を歩こうとすると、反対側から来た人はそれを避けようとして左側に移動する。そうするとその後ろを歩いている人もわざわざ意地を張って右側通行に固執するまでもないので左側に移動する。 少し話題が逸れるが、エスカレーターの立ち位置についてもバタフライ・エフェクトが働く可能性がある。例えば、岡山駅の新幹線のエスカレータの立ち位置は、東京在住者が多ければ左側となるが、たまたま大阪在住者のグループが右側に立つようになると後ろの人もそれに合わせるかもしれない。京都駅なども同様で、観光客がどこから来ているのかによって影響を受けているはず。 いずれにせよ、右利きが圧倒的に多いと言われるわりには、道を譲る方向には決まった傾向は存在せず、歩行者の通行ルールの影響も受けていないように思われる。じっさい、歩行者は右側通行であると定められている日本でも、人だけが通る通路の右側を歩くわけではない。その理由として、「左側を歩いてください」と誘導している通路があるため、歩行者は右側通行だけに馴れることがない、ということが考えられる。 次回に続く。 |