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YouTubeでたまたま見かけた面白い地図。これが何を示すのかを当てるのはまず不可能と思われる。 出典は「〇〇大学」駅、47都道府県に存在する説【鉄道】であり、白色になっている都道府県には、「○○大学」、「○大」、さらに「高校」、「学園」、「学院」を含む駅名が1つも存在しないということであった。 私の住む岡山県もその中の1つであり、確かにそのような駅は存在しない。但し、2008年に新設された西川原・就実駅の『就実』は就実大学に由来している。リンク先によれば、 当駅は、就実大学・就実短期大学を運営する学校法人就実学園が駅の建設費全額を、岡山市が駅の周辺整備費をそれぞれ負担して設置された請願駅である。2023年12月現在、岡山県内で最も新しい駅である。線路名称上では山陽本線単独駅であるが、運転系統上赤穂線の列車も乗り入れ、当駅に停車する。駅番号は山陽本線がJR-S02、赤穂線がJR-N02。 ちなみに、私が時たま利用する津山線・法界院駅は、駅名の由来となった金剛山遍照寺法界院からは1.2kmも離れており、じっさい、津山線・法界院駅を利用してこのお寺をお参りする人は皆無に近いと思われる。そのこともあり、『法界院』は、『岡山大学前』あるいは『岡山大・岡山理大入口』という駅名に改称した方が実態に即しているはずだ。なぜそのように改称しないのかについては推測の域を出ないが、岡山駅と岡大や岡山理大を結ぶバスの利用者がJRに奪われることを懸念して無言の圧力をかけている可能性はある。そう言えば、かつて、岡大の要望を受けて岡山駅西口から岡大西門方面へのバス路線が開業した当初、乗客数を確保するために岡大の新入生は自転車通学を禁止する【←岡山駅と岡大の間のバス通学に誘導するため】という要望がバス会社側から出されたことがあったと記憶している。実際にはそのような措置はとられなかった。 このほか、山陽本線の中庄駅も『川崎医大前』に改称しても良さそうな気がする。もっとも、川崎医大が川崎市にあると勘違いして切符を買う人が出てくるかもしれないが。 |
【連載】ヒューマニエンス「“左と右” 生命を左右するミステリー」(10) 「言語中枢と利き手」「軸足は左?」 昨日に続いて、1月8日に初回放送された、NHK『ヒューマニエンス』、 ●「“左と右” 生命を左右するミステリー」 についてのメモと感想。 前回までのところで少々脇道に逸れてしまったので、本題の放送内容に戻ることとする。 放送では、右利きの比率が人間で多くなったことの2つ目の理由として、言葉の使用が挙げられた。大久保街亜さん(専修大学)&ナレーションによれば、
大久保さんが引用した資料: ●Knecht, S., et al. (2001). Handedness and hemispheric language dominance in healthy humans. Brain、1213, 2512-2518. によれば、言語中枢が左脳にある人の割合は右利きの人では97〜98%、左利きの人でも70%になっており、脳の構造自体に利き手との関わりがある。 このうち左利きの人の言語中枢の位置を調べてみると、
これらのデータについてスタジオゲストの竹内勇一さん(北海道大学)は、右利きについては左半球に言語中枢が多いことから説明ができるが、左利きは一筋縄ではいかない、と指摘した。じっさい、言語中枢のある側が利き手を決定づけているのであれば、左利きの70%の人の言語中枢がなぜ左脳にあるのかは説明できない。 大久保さんは、
さて、これまでのところでは『利き手』が取り上げられてきたが、『利き足』についてはやや話が異なるらしい。竹内勇一さんによると、以下のように固定されている。
殆どの人は、左足が軸足であり、大腿骨も左足の方が長くて重たいと聞きました。なぜでしょうか? 利き手にかかわらず左足が軸足になりやすいという話は初耳であった。私自身は明らかに右が利き足であるが、左右の筋肉を均等に鍛えるため、階段を上り下りするときは、意図的に左足を先に出すようにしている。 次回に続く。 |