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【連載】ヒューマニエンス「“死の迎え方” ヒトの穏やかな死とは」 (1) 2月13日に再放送された、NHK『ヒューマニエンス』、 ●「“死の迎え方” ヒトの穏やかな死とは」 についてのメモと感想。このタイトルは私自身にとっても関心度の高い話題であると思われたが、2023年11月20日の初回放送時は手違いで録画予約に失敗しており、今回ようやく視聴することができた。余談だが、2月15日朝のモーサテ『きょうの経済視点』で、ゲストコメンテーターの石黒さんが「死を意識して生きる」という発言をされて唐突な印象を受けたが、もしかすると石黒さんもこの再放送を視ておられたのかもしれない。 ちなみに私自身は、『人生は活動の束』論に徹しており、「死」は活動のすべてが停止する状態であって、生物としては必然であり、特に恐れたり、延命のために小細工をしたりすることは無い。また「終わり良ければすべて良し」であるとも考えていない。但し、終末期になると、活動の量と質が急激に減ることが分かっているわりに、それに供えた断捨離が十分にできていないことは確かだ。このままでは歳を取れば取るほど生活が面倒になってしまう。もっと活動の種類を減らし、身の回りのモノを処分して、よりシンプルな老後に切り替えていく必要があるとは思っている。 放送ではまず、MCの織田さんとスタジオゲストのいとうせいこうさんが、「死の迎え方」について思うことを語られた。
●高齢者で他に記載すべき死亡の原因がない いわゆる自然死 として定義されている。老衰の科学的な定義は非常に難しいが、実態として、病院で病気の原因を特定して治療をするという場以外の療養型の病院、高齢者施設、在宅などで長くケアを受けながら亡くなっている人が増えていることが老衰の死因の増加に繋がっているという。 次回に続く。 |