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5月20日の朝5時台のNHK『おはよう日本』で、大阪市大正区と西成区を結ぶ無料の渡し船の話題を紹介していた【NHK+で視聴可能】。 この放送は、4月にWEB特集として配信された、 ●無料で便利なだけじゃない! なにわの“人情”渡し船 という記事に関するローカル放送を『おはよう日本』で全国放送したものと推察される。 リンク先に記されているように、大阪市には最盛期には31箇所に渡船場がありおよそ5700万人が利用。現在は8箇所に減っているいる。大型船が通るため歩行者用の低い橋が架けられないことから今でも市民の大切な移動手段になっているという。 今回紹介された『落合上渡船場』は訪れたことが無いが、2013年3月に『千歳橋の渡船場』は見学したことがあった。2013年3月2日に関連記事あり。また旅行記がこちらにあり。 なお、NHK朝ドラ『純と愛』は、私がこれまで全話を視聴した朝ドラ2作品のうちの1つになっている(もう1作品は『らんまん』)。私好みであったが、余りにも浮き沈みが激しい展開になっていたため、気持ちよい朝を過ごすためにドラマを観ていた人たちには不評であったようだ。たぶん再放送されることはあるまい。 |
【連載】チコちゃんに叱られる! 「ビリジアンとは?」/減法混色とか色の錯視とか 昨日に続いて、5月17日(金)に初回放送された表記の番組についての感想・考察。本日は以下の3つの話題のうち最後の3.について考察する。
さて、3番目の『ビリジアン』だが、言葉を聞いただけでは私には何のことか全く想像がつかなかった。放送では、「しろ、きいろ、レモンいろ、きみどり、ビリジアン、あお、あいいろ、あか、しゅいろ、ちゃいろ、おうどいろ、くろ」という12色セットの絵の具が示され、その中にある『ビリジアン』とは何かというクイズになっていた。いっけん『深緑色』のように見えたが、絵の具業界では『緑』とは全く別の色であるという。念のためRGBで表示すると以下のようになる。 ビリジアン■■■■■ みどり ■■■■■ 放送ではビリジアンとは『混ぜても作れない水酸化クロム色』が正解であると説明された。色彩や画材について研究している岩泉慧さん(京都芸術大学)&ナレーションによる説明は以下の通り。
ここからは私の感想・考察になるが、以上の解説を理解するためには絵の具の性質や混色の原理を理解しておく必要があると思う。 まず、絵の具【ここでは水彩絵の具】というのは、基本的には水に溶けない細かい粒子であって、化学反応を起こさないことが前提となる。もし絵の具の成分につより酸性物質や鉄分などが含まれていると混ぜた時に酸化して別の色に変わってしまう。また、空気中の酸素や紫外線による変色・退色にも注意をしなければならない。 次にそもそも色とは何ぞや?について理解しておく必要がある。私の理解は以下の通り。
なお、今回の話題は以前に民放でも取り上げられたことがあり、こちらではより詳細な説明に加えて、混ぜて作れない色や、混ぜて作るのが難しい色が紹介されていた。 ちなみに、私自身は、中学までの『図工』や『美術』のほか、高校で美術か音楽かを選択した際にも美術を選んでいたが、音楽よりはマシだろうという程度の理由であり、熱心に取り組んだことはなかった。それよりも、当時は、
余談だが、色の見え方にも錯視がある。最近は旧ツイッターで北岡先生のポストを日々拝見しているが、白と黒の縞模様の隙間が黄色に見えるという錯視などは本当に不思議だ。日常生活で見えている色も、いまリンクした錯視のほか、色の恒常性とか残像とかいろんな現象があり、本当は何色なのか確信が持てないことさえある。 |