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昨年6月頃、楽天版じぶん更新日記に「ブロ活」という機能が追加された。樂天日記(樂天ブログ)の日々の記事の上部に広告を表示させる機能であり、読者がクリックして一定時間広告を閲覧すると、ブロ活に参加している執筆者が樂天ポイントを獲得できるという仕組み。楽天版のブログには大量の写真を無料で掲載させてもらっているのでその恩返しの意味を込めて7月頃から参加してきたが、1年を経過しこのほど撤退することにした。 撤退の一番の理由は、わずか1ポイントしか貯まらなかったこと。多くの読者さまには広告がかえって目障りになるだけと思われたので、1年経過を機に撤退を決めた。 これとは別に、最近、楽天日記の編集画面に入る時点で広告窓が現れ、一定時間表示を続けないと編集に入れないという機能も追加された。これにより執筆作業にすぐに入れず、つまらない広告の閲覧を強制されるようになった【←それほど頻度は多くない】。 樂天日記は慈善事業ではないので、広告収益が得られなければ企業として続けていく意味は無いことは承知しているのだが、もともとWeb日記を書く人は楽天ポイントを獲得するために執筆しているわけではない。読者側にとっても閲覧中に次々と広告窓が現れるとかえって反発し、当該の宣伝商品に嫌悪をいだくようになる可能性もある。最近はEメールサービス、X(旧ツイッター)、YouTubeなどでも、広告が表示されなくなるという特典をアピールして有料会員を募っているケースを見かけるが、これは結局、広告は閲覧行動の妨害者、邪魔者であり、お金を払ってでも消し去ったほうがスッキリすると思っている人が少なからずいることを認めているようなものではないか。本来の記事の片隅にちょこっと表示され、閲覧を邪魔しない範囲で興味を持たせるような広告でなければ、宣伝効果は生じないように思う。 |
【小さな話題】プロジェクトAI 若者が世界を救う!? Dコン2024(2) 昨日に続いて、7月15日にNHK総合で初回放送された、 ●プロジェクトAI 若者が世界を救う!? 涙と感動 若者たちの熱き挑戦に密着!! 『Dコン2024』 のメモと感想。今回は私の感想・考察を述べさせていただく。なお11チームの決戦の模様は、YouTubeの動画として公開されている。 まず最優秀賞となった、 ●AIで特殊詐欺を防止!?(東京都立産業技術高等専門学校品川キャンパス) は、確かに「技術力の高さに加えて、社会ニーズに合っているか、ビジネスとして成功するかどうか」という審査基準を満たしており、実用性が高いように思われた。 もっとも、詐欺電話の語りの特徴がある程度把握され、高齢者などの固定電話にこの装置が取り付けられるようになると、詐欺師たちは当然、その検知に引っかからないような新たな語り口を考案するだろう。そういう意味ではイタチごっこが続くような気もする。けっきょくは、機械に頼らず自分の力で詐欺を察知するか、認知症のお年寄りの家からは固定電話を撤去する、あるいは登録した電話番号以外はすべて拒否するといった対策のほうが有効になるのではないか、と思われた。 3位の、 ●「睡眠不足」の解消を目指すAI枕(大分工業高等専門学校「Sleep-New-World」) については放送の中でも指摘された「起きている時に気持ちいいと感じる高さは、睡眠時の最適な高さと同じではない。」という問題があった。枕の話題は「枕」のトリセツ!痛み・不眠改善SP【翌日以降に続きあり】でも取り上げており、「古今東西の論文のメタアナリシスによれば、枕が首に影響する可能性があるという結果は出ているものの、睡眠の質を高める枕については結論が出ていない。」というのが現状であるようだ。 このほか、放送でチラッと紹介された、 ●e-ホン ―動くデジタルえほん―(旭川工業高等専門学校) というプロジェクトが何となく面白そうだと思ったが、プレゼンではその魅力がうまく伝わらず、審査員全員から「×」という判定を受けてしまった。 今の世の中では、AIだけでもストーリーや画像を生成できる。私も以前、ドラえもんの最終回のストーリーをAIに作って貰ったことがあった【その後、著作権に配慮したのか、作ってくれなくなってしまったようだ】。また画像生成AIにより、こちらのような超リアルな登場人物の画像を生成できるようになっている。なので、創作した絵本の売り上げで収益を得ると言うだけであれば今回のプロジェクトでは無理があるように思う。むしろ、子どもたちが初歩的な絵本やアニメを自力で作成できるような支援システム(登場人物の顔、背景など)を作ったほうが注目されるのではないかという気もした。但し最初からデジタルだけで画像作成をしていると、手描きのスケッチの能力を伸ばせなくなる恐れもありそう。 |