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【連載】チコちゃんに叱られる! イクラが赤い理由 10月4日(金)に初回放送された表記の番組についての感想・考察。この日は、
1.の「なんでイクラは赤いの?」については、放送では「紫外線から命を守るため」が正解であると説明された。矢澤一良さん(早稲田大学)&ナレーションによる解説は以下の通り【要約・改変あり】。
上記の製法はいくつかの薬品や色素を使うので安全性に不安があったが、アルギン酸ナトリウムについては「アルギン酸とその塩類の安全性は国連機関(JECFA:FAO/WHO合同食品添加物専門委員会)で評価され、ADI(一日許容摂取量)は「特定しない」という結果になっています。 天然海藻由来のアルギン酸ナトリウムは、BSEや遺伝子組換え、残留農薬等の影響のない安全な物質です。」とされているようだ。食用色素はかなり危ないものもあるので使いたくない。アスタキサンチンに関しては有害性は特に確認されていないという。 元の話題に戻るが、回転寿司ではたまにイクラを食べることがあるが、ホンモノかどうかはいちいち確認していない。ま、発がん性など無ければ人工イクラでも構わないと思っている。 放送では、川で産卵する魚の中では唯一サケが赤色の卵を産むと説明されていたが、透明の卵に比べれば目立ちやすく、食べられてしまうリスクも大きいのではないかと思われる。今回の説明では、「サケの産卵数は他の川魚より少ないため、敵の少ない上流の浅瀬を選んだ。」という説明がされていたが、卵の色が赤いのはエビやカニを食べたからであって、上流で産卵するようになったから赤色に染まったわけではない。であるとするならば、納得できる説明は以下のようになると思われる。
なお、赤い卵と言えば辛子明太子が真っ先に浮かぶが、あれは発色剤で赤くしたものであり本来の色ではない。また回転寿司で提供される『とびっこ』(トビウオの卵)も本来は薄い黄色であって、赤く着色しているらしい。 次回に続く。 |