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10月19日の朝、備前富士(芥子山)の山頂から日が昇る『ダイヤモンド備前富士現象』のほか、西の空には虹が見えた。虹はほぼ半円形で日の出の直後から20分ほど出現していた。その後は厚い雲に覆われ、雨が降り出した。 ※虹の写真は楽天版にも掲載予定。 |
【連載】チコちゃんに叱られる! 「ハスキーボイスは大自然の音なので親しみやすさや癒やしを感じさせる」という胡散臭い説明 10月18日(金)に初回放送された表記の番組についての感想・考察。この日は、
放送では、ハスキーボイスが魅力的に感じるのは「大自然の音だから」が正解であると説明された。 尺八奏者で音楽の構造にも詳しい中村明一さん(順天堂大学)&ナレーションによる解説は以下の通り【要約・改変あり】。
なお、中には整数次倍音と非整数次倍音の両方の声を使い分けている歌手もいる。代表的なのは美空ひばりさんで、『川のながれ』の歌では出だしの低音部は非整数次倍音、サビの高音部は整数次倍音で歌っている。Adoさんも同様。また、チコちゃんの「ボーっと生きてんじゃねーよ!」の「ねーよ」の部分は非整数次倍音であるという。 ここからは私の感想・考察になるが、ピアノの音や一部の歌手の歌声が整数次倍音、大自然の音やハスキーボイスが非整数次倍音に分類されることはよく分かった。しかし、「私たちは大自然の音やハスキーボイスを聴くと、潜在的に親しみやすさを感じたり癒やされたり、とても魅力的な声に聞こえる。」という説明に限っては根拠が挙げられておらず、胡散臭い説明であるように感じた。というか、そもそもハスキーボイスのほうが整数次倍音の声よりも親しみやすさや癒やしを感じるという根拠は示されていない。 いずれにせよ、ハスキーボイスのほうが大自然を感じさせるということであれば、大自然を描いた歌はハスキーボイスの歌手のほうが適していることになるのではないか。 このほか、非整数次倍音には車の騒音も含まれているはずだが、癒やしを感じる人は少ない。となると、なぜ波や川や滝の音が癒やしになり、騒音は不快になるのかについて、もう少し説明が欲しいところであった【「1/fゆらぎ」の話は聞いたことがあるが】。 今回の疑問の解説が始まる前、ドラえもんのアニメでジャイアンの声を演じる木村昴さんから、『ドラえもん』、『ばいきんまん』、『ちびまる子ちゃん』というように、子ども向けアニメのキャラクターではハスキーボイスが多いのではないかという指摘があった。『クレヨンしんちゃん』、『オバQ』、『銀河鉄道999』なども同様であったように思う。もっとも、その理由は、男の子の声を女性の声優がつとめていることにもあるのではないかと思われる。おそらく、男の子の声は、
本題から外れるが、音楽の仕組みについては最近、 ●音楽ガチ分析チャンネル という動画で、いろいろ学ばせてもらっているが、なかなか奧が深い。小中学生の頃、音階にはなんで長調と短調があるのか、なぜそれらが異なる印象をもたらすのか、などについて疑問に思っていたが、先生に尋ねても納得できるようには説明してもらえなかった。上掲の解説動画で、ようやくその理由の一部が分かったような気がしている【←「気がしている」だけだが】。 次回に続く。 |