| じぶん更新日記1997年5月6日開設Copyright(C)長谷川芳典 | 
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| 【連載】チコちゃんに叱られる! 「水を買う理由」 昨日に続いて、3月14日(金)に初回放送された表記の番組についての感想・考察。 本日は、 
 ちなみに、ここでいう「水を買う」は、スーパーやコンビニなどでペットボトル等に入ったミネラルウォーターを買うという意味であり、タンクに入った水を定期的に配達してもらうような購入は含まれていないようであった。 放送では「ウイスキーの水割りがはやったから」が正解であると説明された。但し、放送では、これ以外にも2つの理由が追加されていた。 渡邊健介さん(日本ミネラルウォーター協会)&ナレーションによる解説は以下の通り【要約・改変あり】。 
 ここからは私の感想・考察を述べさせていただくが、ウイスキーの水割りが人気となった1970年代と言えば、私にとってはちょうど学部・大学院生時代(1971〜1980)であった。もっとも私自身は体質的にお酒が合わず、教室のコンパなどに参加させられた時以外は全くお酒を飲むことが無かったため、水割りが流行ったとか言われてもピント来なかった。但し、深夜に見ていた11PMとか、大原麗子出演のCMなどで、サントリーのウイスキーのCMが頻繁に流されていたことは記憶に残っている。といって、これに影響されてウイスキーを飲みたくなったことはタダの一度も無い【←そもそも私がウイスキーを口にしたのはこれまでの生涯の累計で5回未満ぐらいではないかと思う】。 いずれにせよ、放送では「水を買うようになったのはウイスキーの水割りがはやったから」という説明は、ウイスキー業界に偏重しすぎているように思う。じっさい、ウイスキーの水割りに使われるミネラルウォーターは必ずしも国産ではないし、『ハイボール』のように炭酸水が使われている場合もあるように思う【←お酒のことは殆ど分からないが】。 ということでCopilotに「日本でミネラルウォーターの消費が伸びたのはなぜでしょうか?」と尋ねたところ、以下のような回答をいただいた。 日本でミネラルウォーターの消費が伸びた背景には、いくつかの要因があります。私も、上掲のCopilotの回答内容のほうが、今回の放送の「ウイスキー&カレー」説よりも遙かに説得力があるように思う。 ここでもう一度私なりに考えてみるが、今回の放送では、各種ペットボトル飲料のうちミネラルウォーターだけに限定して普及の原因を探っていた。しかし、例えばペットボトル緑茶やブレンド茶も同程度に増えているとするならば、まずは、 ●ペットボトル飲料の消費は種類にかかわらず増えているのか、それともミネラルウォーター、お茶、炭酸水などの種類によって異なる傾向を示しているのか? から原因を探るべきであろう。もし「種類にかかわらず増えている」のであれば、単に「ペットボトルの利便性が増加原因ある」と説明すればそれで済むことだ。 もちろん、放送の冒頭で提起された、 ●日本の水道水は安全で美味しいはずなのに、なぜお金を出してミネラルウォーターを購入するのか? については別途分析する必要があるとは思うが。 次回に続く。 |