| じぶん更新日記1997年5月6日開設Copyright(C)長谷川芳典 | 
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| ※クリックで全体表示。   | 半田山植物園の桜まつりが4月13日で終わり、16日は園内の夜間ライトアップの片づけ作業が行われていた。新緑のもとでの片づけもまた趣がある。 | 
| 【小さな話題】新NISAは大赤字/資産運用立国では国が滅びる 各種報道によれば、金融庁は高齢者向けの少額投資非課税制度『プラチナNISA』を創設する検討に入った。その中では運用益などどを分配金として毎月払い出す「毎月分配型」の投資信託を高齢者に限定して対象に加える案が浮上しているという。 確かにいまの新NISAでは数字の上では資産は殖えるが【←後述するように必ずしも殖えるとは限らないが】、一部を解約すると同じ年内にはその非課税枠を再利用できないというデメリットがあり、けっきょく貯めるばかりで何のための資産だか分からなくなってしまう。じっさい、某エコノミストによれば、新NISAは非課税だが、その高齢者が生涯最高金額の資産を残して死亡すれば多額の相続税が発生する。つまり、政府には、非課税のエサでつっておいて相続税として回収するという魂胆があるのではないかと見方をしておられた。分配金が非課税で払い出される投信が新NISAに加わるようになれば、隠居人としてもそれなりにやる気が出てくるというものだ。 もっとも、先日来のトランプ関税のとばっちりで、4月17日朝の時点では私が新NISAで運用している投信は赤字状態が続いている。 新NISAの運用状況については2月28日に一度集計をしたことがあった。その時の『つみたて投資枠』の実績は、 
 
 さらに『成長投資枠』についてもザッと調べたところ、まず、比較的好成績のものとしては、 
 
 ま、この先も波乱があるとは思われるが、こういうデータに一喜一憂するようでは隠居人生活の支障となる。楽観的に捉えていきたいと考えている。 なお、3月22日の日記にも述べたように、資本主義社会では、お金というのは人に働いてもらうためのツールとして機能しなければ何の意味もない。国民全員に1億円ずつ配ったとしても、お金と引き換えに働いてくれる人が居なければ紙切れ同然、あるいは単なる数値だけになってしまう。そういう意味では、国民全員が資産家になって遊んで暮らせるなどというのはあり得ない。まずは、働きたいと思っている人がちゃんと働けて、それにみあった報酬を得られるような雇用機会を保証する必要がある。またそのさい、人件費の高騰は避けなければならない。となれば、やはり技術立国は不可欠。そういう努力を怠って、「資産運用立国」を目ざすようなことをすれば国は滅びてしまうだろう。 |