じぶん更新日記1997年5月6日開設Copyright(C)長谷川芳典 |
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8月21日、楽天版じぶん更新日記へのトータルアクセス数が444万4444を超えた。まずは日頃のご支援に感謝申し上げます。
ところでこの楽天版へのアクセス数だが、毎日の新しい日記へのアクセス数はせいぜい10〜40前後であってごく内輪で閲覧されているだけにとどまっている。しかし、日記のエントリー数は合計で7314件(8月21日現在)にものぼることから、検索などにより過去日記にアクセスした数も加算されることから、1日あたりのアクセス総数は単純平均で608アクセス、最近では毎日、900〜1200アクセス前後になることが多い。本日の時点で累計アクセスが多いコンテンツは以下の通り。
なお、日々のアクセス数の推移(左の画像)が示すように、普段は毎日900〜1200アクセスのところ、突発的に4000とか5000を超えるアクセスに跳ね上がることがある。しかし、特定の日付のコンテンツが「炎上」したり、超人気サイトからリンクがあったり、というような痕跡は見当たらない。おそらくどこかのロボット(検索エンジン)がデータ更新のため定期的にアクセスしているためではないかと思われる。もっともすべての日付に1回ずつアクセスした場合の合計数は上記の7314に一致するはずなので、4000〜5000にとどまる理由はよく分からない。 |
【小さな話題】ケンボー先生と山田先生〜辞書に人生を捧げた二人の男〜(4)『明解』から『明国』へ/『明解』と『明快』の違い/英語での区別 昨日に続いて、8月16日にNHK-BSで再放送された表記の番組のメモと感想。 元の話題に戻るが、放送では『新明解』と『三国』の辞書編纂の方針を比較したあと、2つの辞書が同じ出版社(三省堂)から刊行されるようになった経緯が以下のように紹介された【要約・改変あり】。
こうして1943年に『明国』が登場。その特徴は、
これらは見坊が面接の際に示した方針通りであった。 しかし、この辞書の刊行によって、見坊と山田の名が世に知れ渡ることは無かった。辞書の背中には「文学博士 金田一京助編」と刻まれており2人の名前はどこにもなかった。また金田一京助の息子の金田一春彦によれば、京助先生は一行も原稿は書いておらず、実態は名義貸しであった。 放送では言及されていないが『新明解 第七版』の『共著』の語釈には、 ●共著:二人以上の共同の著述。〔大家が名前を貸して新進に著述をさせる場合にも言う〕 という記述があることに気づいた。この場合の「大家」が金田一京助を示唆していることは間違いない。 もう1つ『明国』のタイトルになった『明解』の語釈を比較してみると、
となっている。またChatGPTに『明解』と『明快』の違いを誤用例を含めて説明してもらったところ以下のような回答をいただいた。 いい質問です。「明解」と「明快」は似ているため混同されがちですが、実際には使い分けがあります。誤用されやすい例も含めて整理しますね。 ## ◆ 基本的な意味の違い
## ◆ 正しい用例
## ◆ 誤用例(混同しやすい)
## ◆ニュアンスの違いまとめ
?? つまり「明解」は知的理解の分かりやすさ、「明快」は感覚的なすっきり感を表す、と覚えると誤用を防げます。 以上の要点をまとめてもらったところ以下のようになった。
**誤用例:**
さらに、英語ではどのように区別されているのか(あるいは、されていないのか)について尋ねたところ、以下のような回答をいただいた。 いいところに着目されました ?? 「明解」と「明快」は日本語ではニュアンスで分けますが、英語に直すとしばしば同じ **“clear”** に収まってしまい、訳し分けが難しいです。 ##◆◆ 英語での対応語 ### 明解(知的に分かりやすい)
◆対象は **説明・解釈・回答**。 ニュアンス的には「頭で理解できるほど分かりやすい」。 例: * The professor gave a **lucid explanation** of the theory. (教授はその理論を明解に説明した) ### 明快(印象としてすっきりしている)
◆対象は **考え方・態度・論理・性格**。 ニュアンス的には「心地よくすっきりと分かる」。 例: * She gave a **straightforward answer** without hesitation. (彼女はためらいなく明快な答えをした) ##◆◆ 違いを一言でまとめると
## ◆◆ 注意点 * 英語では両方とも **clear** で済ませられることが多いですが、ニュアンスを大事にするなら:
つまり、日本語では「明解・明快」と漢字で分けますが、英語では一語で済む場合が多く、文脈に応じて「どんな種類のclearなのか」を補って表現するのがコツです。 次回に続く。 |