じぶん更新日記1997年5月6日開設Copyright(C)長谷川芳典 |
【小さな話題】戦略的悲観主義(1)Julie K. Noremの『The Positive Power of Negative Thinking』 私はもともと物事を悲観的に捉える傾向がある。悲観的な観点から最悪の事態を想定しそれに備えた周到な準備を行い、それなりに覚悟をしておけば、
心理学の研究によれば、いっぱんに楽観性は適応的、悲観性は不適応的と考えられることが多いが、その一方で,悲観的思考にも適応的な機能が存在することが,対処的悲観性(Defensive Pessimism)の研究から示されているという【例えば、こちらの文献参照。リンク先では「Strategic Pessimism」は、「戦略的悲観主義」ではなく「方略的悲観主義」と訳されている】。 定年退職と同時にすべての学会を退会したこともあって、2018年以降の最新の研究の動向は把握できていないが、最近、YouTube動画やChatGPTとの対話を通じて、悲観主義について新たな知見を得ることができた。ちなみに一口に「悲観主義」と言っても、少なくとも
上掲の文献にも言及されているように、この考え方はJulie Noremらによって提唱された。以下、ChatGPTに概要を説明してもらった。 「戦略的悲観主義(strategic pessimism)」は心理学で実際に研究されている考え方で、特にアメリカの心理学者 **Julie Norem(ジュリー・ノーレム)** らが提唱した概念です。 ◆## 戦略的悲観主義とは
◆## 特徴
◆## 楽観主義との違い
どちらも「モチベーションを高め、結果を良くする」ための戦略ですが、アプローチが異なります。 ◆## がん患者との関連で言うと 「最悪の事態を想定して覚悟しておけば、何が起きても耐えられる」という考えは、まさにこの **戦略的悲観主義**に近い発想です。 つまり、単なる悲観ではなく、**悲観をうまく使って前向きな備えにつなげる**姿勢ですね。 さらに、ChatGPTにお願いして、Julie K. Norem(ジュリー・K・ノーレム)の研究と著書『The Positive Power of Negative Thinking』について整理してもらった。 Julie K. Norem(ジュリー・K・ノーレム)の研究と著書 *The Positive Power of Negative Thinking* について整理しますね。 ◆## 著書の概要
この本でノーレムは「防衛的悲観主義(defensive pessimism)」=「戦略的悲観主義」の考え方を一般読者向けにわかりやすく紹介しています。 ◆## Defensive Pessimism(防衛的/戦略的悲観主義)の定義
◆## 研究からわかっていること
◆## 本の中の主張のポイント
◆## がん患者や病と向き合う場合への応用
AIによる紹介にはたまに間違いがあるので注意が必要だが、わずか数分で洋書1冊の概要が丸ごと読めてしまうというのは私のような老い先短い隠居人にはありがたいことだ。 次回に続く。 |