じぶん更新日記1997年5月6日開設Copyright(C)長谷川芳典 |
【連載】3か月でマスターする古代文明(16)ヒッタイトの「鉄の帝国」神話(3)人類最古の国際和平条約/ヒッタイト法典 昨日に続いて、表記の番組についてのメモと感想。 前回に続いて、 ●2025年10月15日初回放送 (3)ヒッタイト “鉄の帝国”のヒミツ を取り上げる。 前回述べたように、ヒッタイトは幅広い交易を行う「多民族 多文化 多言語」を特徴とする国家であり、多様な宗教に寛容であり、文字に頼る治め方(『ヒッタイト法典』など)がうまく機能していた。 出土した粘土板の中には、カデシュの戦いのあとにエジプトと交わした条約が刻まれているものがあり、人類最古の国際和平条約と言われている。放送では以下のような内容が紹介された。
文字の更なる活用としては『ヒッタイト法典』という法律書もしくは判例集がある。法典では、殺人罪、傷害罪、器物損壊罪、婚姻、物価の規定などが記されており、いま見つかっている限りでは200条が判例として残っている。ヒッタイト法典より200年ほど古い『ハンムラビ法典』は「目には目を 歯には歯を」で知られるが、ヒッタイト法典のほうは極力死刑を避け、殺人の加害者は遺族の奴隷になるとか、銀で賠償するというように考え方が変わってきているという。 ヒッタイト法典はたとえ王であっても守らなければならず、
なおこうした詳細な法典があったということは当時の社会においてそうした犯罪や争いがたくさんあったということも示唆しており、人々の間の“調整”のために法律が必要だったと言うこともできる。 ここで、世界最古と言われる『ウル・ナンム法典』、私が子どもの頃に教科書でも紹介されていた『ハンムラビ法典』と、今回の『ヒッタイト法典』の3つをChatGPTに比較してもらった。 古代オリエント世界における代表的な成文法である **ウル・ナンム法典**、 **ハンムラビ法典**、 **ヒッタイト法典** の三者を、成立時期・刑罰原理・社会観の観点から比較します。
次回に続く。 |