謹賀新年

じぶん更新日記

1997年5月6日開設
Y.Hasegawa

1月のインデックスへ戻る
最新版へ戻る
[今日の写真] 正月のしめ飾り。北九州特有のデザイン?





1月1日(火)

【ちょっと思ったこと】

元旦と元日の違い

 元日の朝、息子がNHKのこどもニュースあたりで仕入れた雑学的知識「元旦と元日はどう違うか」を披露していた。岩波国語辞典によれば確かに「元日の朝。転じて俗に、元日」書かれてあった。ということは、「元旦の朝」とか「元旦の夜」という表現は日本語としては間違いということになる。

 で、元日はどう過ごしたか。息子はもっぱら勉強。私は論文読み。娘は義姉一家と一緒に太宰府まで初詣。妻は昼寝。一日中、みぞれっぽいにわか雨が降っていた。



正月に籠もる人、外出する人、テレビに依存する人

 ことしの元日は、天候が悪いこともあって、とうとう妻の実家から一歩も外に出ずに過ごした。自分勝手な理屈をつけるならば、自分の行動に自信を持てる人は、正月という貴重な時間を少しでも自分のために使おうとするものだ。一方、自分の行動に自信の無い人は、せっかくの3日間が与えられてもどう過ごしてよいか分からず、人混みに出かけて「みんなと一緒」であることに安心するか、コタツにもぐってテレビを見ながら受身的にダラダラと過ごす。自分を取り戻せないままに日常生活に引き戻されていくのはちょっと気の毒に思う。

 もっとも、日々義務的な仕事に追われている人にとっては絶好の休養期間なのかもしれない。ま、人それぞれの生活があり、とやかく口出しするものでもなかろうが。
【思ったこと】
_20101(火)[一般]10000年後の世の中を予想する

 昨年1月に、ポストカプセルが届いたという話を書いた。16年前に行った2001年についての予想は、当たったのは5箇所、外れたのは7箇所であったが、16年後はどんな世の中になっているだろうか。「16年」というのはキリが悪いが2進法では10000年後であり、任期制導入や定年制の変更が無い限りは、私の定年退職の年にあたる。予想の中には確信の持てるものと、殆ど当てずっぽうのものもあるので、【 】内に確信度を%で示すことにした。
  • 【100%】特殊用途を除きフィルムを使ったカメラは姿を消し、DPEチェーンはデジカメプリントサービス店に様変わりする。
  • 【95%】Eメイル普及により定型郵便物の配達量が大幅に減少。少数の宅配業者のみが生き残る。
  • 【90%】市町村の合併で地方自治が広域化する一方、エコマネーを活用した地域コミュニティが多様な発展を遂げる。
  • 【85%】少子高齢化に対応するため、東南アジアから大量の出稼ぎヘルパーが入国。
  • 【80%】髪染めの影響で大規模な抜け毛障害が起こり、カツラ産業が繁盛。その一方、頭をツルツルに剃るファッションが流行。
  • 【75%】保守層が「親米・自由経済」派と「親中国・アジア共栄経済」派と「反米反中国・尊皇攘夷」過激派とに三極化する。
  • 【70%】ネット上で億円単位の詐欺事件が発生。
  • 【65%】主要な癌の治療法が確立。
  • 【60%】過激派のサイバーテロにより核弾頭を積んだミサイルが発射され、1万人規模の犠牲者が発生。
  • 【55%】環境ホルモン・有害添加物の影響や生活習慣病により早死する若者が増え、平均寿命は70歳前後に低下。
  • 【50%】石油や原子力に代わり、太陽、地熱、風力、波力、潮汐が主要なエネルギー源となる。これに伴い、ガソリン車から電気自動車へ。
  • 【45%】環境ホルモンの影響で、性欲を失った中性人間が増え少子化に拍車がかかる。
  • 【40%】個別配達型の新聞が無くなり、ネット配信のみとなる。
  • 【35%】ユーロ経済に歪みが生じ、これがもとで欧州で大規模な民族抗争が起こる。
  • 【30%】ネイティブの物真似をさせるような英語教育に代わって、日本人としての誇りを失わず、相手に通用する最低基準を満たすことを目的とした「国際語としての英語」教育が行われるようになる。
  • 【25%】米国に超保守派大統領が誕生し、反米国家を次々と爆撃。国連は弱体化。
  • 【20%】地球温暖化を防げず、南洋のいくつかの島国が完全に水没。
  • 【15%】米国で秘密裏に開発されていた新種の細菌兵器が過激派の手にわたり、1万人規模の犠牲者が発生。
  • 【10%】科学技術水準で中国に追い抜かれ、中国に留学する日本人が増える。
  • 【5%】ユーロに匹敵する東アジア共通の通貨「オリエント」が誕生する。
以上の予想は特に根拠があるというものではない。公的な予測ではなく、あくまで正月の余興として受け止めていただきたい。ポストカプセルよりも暗い予想が多いのは、テロ、空爆、大型倒産など昨年1年間の出来事を受けて、先のことよりもこの1〜2年をどう乗り切るかということが重大な問題としてのしかかっているためかと思う。当たったら困るネガティブな予想については、いかにそれをくい止めるかを考えることも大切であり、傍観者的に過ごすわけにはいかない。