じぶん更新日記1997年5月6日開設Copyright(C)長谷川芳典 |
毎年恒例のバレンタイン・チョコ。「チョコは嫌いだから、チョコ無しのパンケーキを作ってくれ」と頼んだが今年も聞き入れられなかった。今年の特徴は、次の世代への伝承が進んだこと。
なお、背景のミニカトレアの花は1月20日に紹介した花と同一。1か月近く咲き続けているから大したもんだ。 |
【ちょっと思ったこと】
「冬ソナ」を初めて観る この三連休は、午前中は研究室に出向いて卒論査読、午後はなるべく外出をさけて、のんびりと過ごした。 そんななか、だいぶ前に某所でDVDディスクにダビングした「冬のソナタ 完全版」の第一話を初めて観た。このドラマが大人気となり「ヨン様ブーム」を巻き起こしたことは知っていたが、私自身はこれまで一度も観たことがなく、もちろんストーリーは全く知らなかった。 第一印象として、主人公の二人が20代半ばに見えたため、じつは高校生であったということに少々違和感があった。あれはどう見ても、私のところの息子や娘よりは相当年上である。ま、聞くところでは10年前の出来事を描いたということだから、あれでよいのか。あのまま、高校を舞台に話が展開したらずいぶんと不自然になったと思う。 ストーリーそのものは、確かに観る者を引き込む展開となっていた。もっとも録画されたDVDは第一話のみ。続きはどうなるのかなあ、と妻に話したら、 あなた、遅すぎるわよ。観たいならこれ貸してあげるわ... と、押し入れの中からごそごそとVHSビデオの山を取り出してきた。 なっなんと、そこには第20話までが録画されていたのであった。 お皿型の三日月 旧暦の元日(2月9日)から数日が過ぎ、西の空に三日月が見えるようになった。天文年鑑によれば、2月12日21時の月齢は3.6、13日21時は4.6。定義上の三日月は月齢2〜3程度を言うが(月齢ゼロの日が旧暦1日であるため)、普通に描く三日月形としては、月齢4〜5あたりがちょうど良い形であるように思う。 ところで、この時期に見える三日月というのは、明るい部分が地平線を向いた「お皿型」をしている。国旗で言えばモーリタニア・イスラム共和国のような感じだ。これは、普通、月齢カレンダーなどで描かれている向きとは90度違っている。 三日月がこういう形で沈むのは日本では2月〜3月頃に限られている。その理由は、この時期の宵の空では、月が地球を一周する道(=白道、ここでは、太陽の見かけの通り道である黄道とほぼ同じであると考えてよい)が真西〜天頂〜真東というコースを描くためである。天の赤道と黄道は、春分点と秋分点で交差するが、日没より数時間過ぎた頃の夜空で言えば、3月よりも2月のほうが白道(ここでは黄道)が天頂を貫いて縦に伸びるようになるのである。いっぽう、夏から秋に見える三日月は、右側が明るい縦向きの形をしている(詳しい説明がこちらにあった)。 ついでながら、月の形(←正確には月の向き)は、季節による違いのほか、北半球、赤道、南半球でそれぞれ違って見える。早い話、日本では上弦の月と言えば右半分が光っている月を描くが、オーストラリアでは左半分が明るい。但し、右半分とか左半分というのは、人間自身が北の空を向いて立っているか、南の空を向いて立っているのかによって逆になる(2004年9月10日の日記にそのあたりの考察あり)。2月の上弦の月(今年は2月16日)は宵の空ではちょうと天頂付近に見える。この場合、人間が東西南北どの方向を向いているのかによって、右半分、左半分、上半分、下半分いずれが光っているようにも見えるはずだ(ネットで検索したらこちらに詳しい説明があった)。 |