じぶん更新日記

1997年5月6日開設
Copyright(C)長谷川芳典

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[今日の写真] 8月30日早朝の空と座主川。岡山では8月29日の最低気温が21.5度、8月30日も21.9度まで下がり、大陸育ちの高気圧のもとですっかり秋の気配が感じられるようになった。



8月29日(月)

【ちょっと思ったこと】

“超大型ハリケーン”という不正確表現

 昨日の日記で取り上げたハリケーン「KATRINA」は、日本時間の29日夜にアメリカの南部ルイジアナ州に上陸し、徐々に勢力を弱めながらも北上を続けているという。昨日朝に902ヘクトパスカルだった中心気圧は、8月30日朝7時(日本時間)には960ヘクトパスカルまで衰えている。

 ところで、日本の一部の報道機関の記事には、このハリケーンを「大型」、なかには「超大型」と呼んでいるところがある。
  • 超大型ハリケーン北上中【朝6時のTVニュース、NNN系の見出し項目】
  • 大型ハリケーン、米ルイジアナ州付近に再上陸【NIKKEI MET】
  • 米フロリダ州に上陸後、いったんメキシコ湾に抜けた超大型ハリケーン「カトリーナ」は...【共同通信、毎日msn2005年8月29日 22時40分】
 しかし、気象庁の解説にもあるように、「大きさ」と「強さ」は異なる概念である。今回のハリケーンは、中心の最低気圧や最大風速といった「強さ」の面で「過去最大級」であると言えるが、「超大型」であることを示す客観的根拠は無い。雲の渦だけを比較するならば、先日日本に上陸した台風11号と大して変わらない大きさであるとも言われている。

 ネットで検索したところ、8月29日付けアサヒコム記事に、正確な解説のあることが分かった。またNHKオンラインでも、

●メキシコ湾を北西に進んでいた猛烈なハリケーン「カトリーナ」は、日本時間の29日午後8時すぎ、アメリカ本土に上陸し、沿岸部の地域一帯は激しい暴風雨になっています。(8月29日23時5分)

というように、「超大型」ではなく「猛烈な」という、正確な表現に心がけていた。

 余談だが、日本の南海上では台風13号に引き続き、29日夜に14号が発生した。13号のほうは、台湾から中国大陸への進路が予想されており今のところ日本への直接の影響は無いものと見られているが、14号はどうだろうか。発生場所や雲の大きさからみて、本格派台風に成長する恐れがありそうだ。





健康診断結果、大幅改善

 8月3日の日記で、イラン最高峰登頂のためのトレーニングを重ねたことにより、職員定期健診で
体重は61.9kg(前年度より3.9kgの減少!)
体脂肪率は16.9%(前年度の記録は無いが、何とか正常範囲)
という大きな成果が得られたことについて書いたところであるが、29日、保健管理センターからすべての検査項目についての通知と判定結果が送られてきた。昨年度「異状」が指摘された項目に限って、本年度の改善状況を示すと以下のようになる。数値は、昨年度→今年度、カッコ内は男性の基準値
BMI 25.3→23.8(18.0〜24.9)
GPT 40→37(35以下)
γ-GTP 85→48(55以下)
総コレステロール 199→223(130〜220)
悪玉コレステロール 127→153(60〜139)
 昨年度、脂肪肝の影響で異状が指摘されたGPTとγ-GPTは何とか正常範囲に戻りつつある。総コレステロールと悪玉コレステロールは昨年度より上昇し正常範囲をやや超えているが、これは、今年の1月13日にコレステロールを下げる薬、やーめたっ!ためであろう。まだまだ正常範囲とは言えないが、日頃のトレーニングと食生活改善だけでここまで漕ぎ着けた意義は大きい。どっちにしても、コレステロールを下げる薬を飲んでも脂肪肝は治らない。そういう薬を飲んで安心して脂身をいっぱい食べるよりは、体脂肪削減とセットで改善をはかったほうが生活習慣病予防に役立つように思う。

 ということで、とりあえず、改善の成果が確認できたわけだが、これを持続させるためには、私にはやはり、

高い山に登るというこころざしは、体重・体脂肪減少に顕著な効果をもたらす。

という動機づけが必要であるようだ。もちろん今でも、早朝と夕食後の散歩を欠かさず続けているほか、できるだけ歩いて通勤、夕刻には大学構内の草取りで汗を流す、など、体を動かすようにつとめているところではあるが、まだまだ運動不足は否めない。やはり、毎月1〜2回は、伯耆大山や、岡山県北に山登りに行くなど、トレーニングを積むことが必要であるように思う。といっても、生活習慣病予防だけを目的にしたのでは(=嫌子出現阻止の随伴性による義務感)、なかなかやる気は起こってこない。そろそろ次の登山対象を具体化しておく必要がある。いまのところ思い浮かぶのは
  • 北欧最高峰登頂(ノルウェイ)
  • モロッコ最高峰登頂
  • ハワイのマウナケア、マウナロア登頂
  • アバチャ山登頂(カムチャッカ)
あたりか。このほか、キリマンジャロ山をマチャメルートから登るツアーや、エチオピア最高峰登山なども検討対象に入れておこうかと思う。他にもいろいろ登りたい山はあるのだが、冬山の登山技術を要するツアーや、旅行代金が高すぎるツアーは遠慮せざるを得ない。





危ない旅客機

 8月24日の日記で、飛行機事故多発現象?について書いたところであるが、8月30日朝のNHKニュースによれば、フランスの民間航空総局のウェブサイトは、このほど、北朝鮮の「コリョ航空」、アメリカの「セントトーマス航空」、リベリアの「国際航空」、モザンビークの「モザンビーク航空」、タイの「プーケット航空」の合わせて5社をリストアップし、機体が老朽化したり機体の保全や管理がずさんだったりするなど、安全上重大な問題があると指摘しているとか。このほか、英国、ベルギー、スイスなどでもリストを公表したり、作成を検討しているという。幸い、フランスが挙げた5社の航空機には搭乗の予定が無いが、途上国の国内線などでは、他にも危ない旅客機がありそうだ。