じぶん更新日記1997年5月6日開設Copyright(C)長谷川芳典 |
木立性のローズマリー。厳冬にもめげず、花をつけている。
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【ちょっと思ったこと】
道路の白いペンキの謎解ける 少し前から、座主川(旭川から篠ヶ瀬川につながる用水路)沿いの道路一帯に、白いペンキがこぼれたような跡があちこちに残り気になっていた。工事関係の車がペンキが漏れたまま走ったのか、落書き犯人が慌てて逃走したときにこぼしたのかと思っていたが、13日の昼にたまたまこの道路を通った時に、犯人の正体がやっと分かった。犯人は、この一帯で棲息するサギ(主としてコサギとアオサギ)だったのである。 そう言えば、朝と夜の散歩時、座主川の中には100mくらいの間隔を置いて4〜5羽のアオサギが魚をとっている。どうやら一晩中、水の中で立ち続けているようだ。こんな寒い時期に辛かろうとも思うが、屋根や木の上よりはずっと暖かいのかもしれない。 いっぽう、コサギのほうは交差点近くの電線で群れをなして休息していた。道路上ばかりでなく、電柱脇の民家の屋根はペンキがばらまかれたようになっていて、これではもはや「糞害」である。 それにしても、この時期になんで「白いペンキ」が目立つようになったのだろう。考えられる理由としては、
さて、その岡山南部でも13日午後から雨が降り始め、13日のうちに5ミリ、14日の7時までに1.5ミリと、早くも昨年12月の総雨量に並んだ。この雨で、サギの餌場が増える一方、座主川の水量が増え、また、道路の「白いペンキ」は洗い流されることになるだろう。 |
【思ったこと】 _60113(金)[心理]マナーではなく、ソーシャルスキル 夕食時にNHKニュースを視ていたら、某家族たちに ●金スペ!「マナーの女王あなたも絶対間違っている…日本人のマナー大誤解スペシャル…」 芸能人ママ全員集結嫁姑・ママ友・子育て妻、母の完ペキ処世術(1) という番組に強引にチャンネルを変えられてしまった。 番組の一部しか視ていないのだが、
いっぱんに「マナー」というのは、ある地域や民族の中で昔から引き継がれてきた礼儀作法であって、中にはかなり不合理なものもあるが、とにかく全員がそれを守ることで無用なトラブルを解消し、全体の秩序を保てるというメリットがある。 いっぽうソーシャルスキルはもう少し柔軟な処世術であって、マナーもその一部に含まれるものの、対人接触の目的やニーズに合わせ、その場の状況や文脈を適切に察知して発揮されるべきものである。 つまり、「こういうマナーが正解だから、こう対処すべきだ」という型のあてはめではなく、それぞれの状況でどう振る舞うことが最善であるかを判断しながら対処していかなければならない。 「マナー」の場合は専門家が「これが正解だ」と言ってしまえばそれで思考停止、もはや反論の余地はない。いっぽう「ソーシャルスキル」の場合には絶対的な正解はなく、主体的な効果検証のスキルが要求される。 にもかかわらず「マナー」がもてはやされるとしたら、それはおそらく、 ●相手とはあまり関わりたくないので、型どおりに振る舞うことでその場を凌いで、相手と距離を保ちたい というニーズが高いことによるものかもしれない。 そういえば、1月14日(土)の夜には ●島田検定SUPER!!「人生の大災難!たった一言で即解決SP!!」 などという番組もあるようだ。これなどもタイトルを見る限りでは、言葉のやりとりをめぐる処世術伝授モノのように見受けられるが、こういう番組を視たがる人たちの根底にはやはり、 ●周囲の人たちと良好な関係を保ってみんなで仲良く暮らしていきたい。 というよりも ●周囲の人たちとはできるだけトラブルを起こさず、一定の距離を保ちながら、個人の関心空間を維持したい。 というニーズがあるのではないかと思ってみたりする。 |