| じぶん更新日記1997年5月6日開設Copyright(C)長谷川芳典 | 
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| 【思ったこと】 _61004(水)[心理]日本教育心理学会第48回総会(14)対話的自己論(4) ●対話的自己論(The Dialogical Self)の適用・発展可能性 というシンポの感想の4回目。 話題提供の3番目は、RM氏による、 ●『対話的自己』論の紹介 という内容であった。門外漢の私にとっては初めて耳にする言葉ばかりで、理解のほうがついていかれないところがあったが、最初の論点は ●「デカルトの一極集中化された自我」に対して、Hermansは「自己は分権化されており、多声性として機能している」と主張。 というところにあったようだ。Bakhtinのポリフォニー小説の特徴として挙げられた中の「意識はデカルトのようにそれ自体存在するものではなく(自己充足的なものでなく)、常に他の意識との密な関係性のうちに自身を見出すもの」というのは、意識を言語行動の一形態と考える別の立場からも同意できるものであろう。 このほか、お話の中で印象に残った点としては 
 話題提供の後には、YM氏とTA氏から指定討論があった。 このうちYM氏は、 
 質疑の中で特に印象に残ったのは 
 さて指定討論の2番目は、いよいよ、新進気鋭の社会学者TA氏のご登場である(9月27日の日記参照)。 次回に続く。 |