じぶん更新日記1997年5月6日開設Copyright(C)長谷川芳典 |
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50年前の皇居前広場(1957年12月23日撮影)。アルバムには「帝劇で、シネラマ『世界の七不思議』を観たと記されていた。また、当時はまだ、「皇居」より「宮城(きゅうじょう)」という呼称のほうに馴染みがあった模様(ウィキペディアによれば「宮城」という呼称は、1888年(明治21年)〜1948年(昭和23年)までの通称)。 「帝劇」に関しては、ウィキペディアの当該項目には、 1923年の関東大震災では外郭を残して焼け落ちたが、横河民輔により改修され、翌1924年に再開した。1930年松竹の経営となり、間もなく洋画封切館に転向。SYチェーン(松竹洋画系)の基幹劇場となった。1939年、運営会社を東宝が合併し、翌1940年松竹の賃借期限が切れると共に東宝の手により元の演劇主体の興行形態に戻す。しかし1955年、舞台に巨大映画スクリーン・シネラマが設置され、再びシネラマ主体の洋画ロードショー用の映画館に転じたが、1964年から翌年にかけての『アラビアのロレンス』を最後に解体。谷口吉郎の設計で新たに現在の帝国劇場が1966年9月29日に落成した。と記されてあった。ちょうど「巨大映画スクリーン・シネラマが設置され」てから2年目の年末映画の鑑賞であったようだ。当時はカラーテレビはなく、また当時は海外旅行が解禁されていなかったので、「世界の七不思議」なるものを巨大スクリーンで観ることは貴重な体験になったものと思う。 余談だが、12月23日と言えば今では天皇誕生日。4年前、たまたま上京していた時に、一般参賀で最前列に立つという幸運に恵まれたことがあった。その46年前に同じ場所に来ていたということは全く思い出せなかった。 |
【思ったこと】 _71018(木)[心理]日本心理学会第71回大会(27)エビデンスにもとづく臨床(5) ●認知行動療法と実証(エビデンス)にもとづく臨床:クライエントにとって真に有効な実践は何か? というシンポの2番目は、伊藤絵美氏(洗足ストレスコーピング・サポートオフィス)による ●企業におけるメンタルヘルスの領域から という話題提供であった。 最近、
職場のストレスが原因で、うつ病などの精神疾患が生じ、それがもとで自殺したというような場合、少なくとも、ストレス対策のレベルと、うつ病にかかった状態の従業員に対するケアのレベルでは、企業としてのしっかりした対応が求められる。これを怠れば、裁判で責任を問われるであろう。そういう意味では、「企業におけるメンタルヘルス」というのは、従業員個人の健康管理の問題というばかりでなく、企業としての安全衛生管理責任にも関わる問題であり、伊藤氏のように、それに携わる専門家へのニーズも大きくなっていると考えることができる。 2000年の旧・労働省の「事業場における労働者の心の健康づくりのための指針」によれば、事業者には「心の健康づくり計画」を策定することが要請されており、また、
余談だが、大学の中でも、学生の健康安全支援ばかりでなく、教職員に対するケアが重視されるようになってきたようだ。もっとも、教員に対するケアは、年1回の職員定期健診を除けば、形式主義化しているところがある。私のところでは毎月、カレンダーのようなファイルが送られてきており、1カ月の間の健康状態に異状が無かったかどうかをチェックして翌月の初めに提出することが義務づけられているが、それ以上のケア?は特に見当たらない。また、土日に出張したり公務に就いたりすると、その前後の平日に必ず「代休日」をとることが義務づけられているが、毎日授業や会議がある中では、その設定はまことに難しい(←代休日を強制的に取らされるのは、自身の健康管理というよりむしろ、超過勤務や休日手当を不払いにするための根拠という意味合いが強いようにも見える)。 それはそうと、こちらにあるように、私自身は2年前から「全学:保健環境センターメンタルヘルス準備委員」なるものに任命されているはずなんだが、一度も招集を受けたことが無いなあ。どうなっているんやろか(←ヘタに問い合わせるとヤブヘビになって仕事が増え私自身のメンタルヘルスを損ねる恐れがあるので、ここだけの話にしておこう)。 次回に続く。 |