じぶん更新日記

1997年5月6日開設
Copyright(C)長谷川芳典



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 雪景色(1/29朝)の2回目は、「雪化粧」する黒正巌先生と仁科芳雄先生の胸像。黒正巌先生像の御着雪風景は、2007年1月7日の写真にもある。低気圧通過による雪と、冬型の雪雲による雪では、雪化粧される部分が若干異なるようだ。雨の日も風の日もそして雪の日も、広大な岡大キャンパスを見守ってくださるお姿には頭が下がる。


1月29日(火)

【思ったこと】
_80129(火)[一般]年賀状再考(2)余った年賀はがきは翌年も使おう

 1月27日の日記の続き。

 さて、数日前の各種報道によれば、平成20年度用の年賀はがきの販売枚数は、前年より下げ止まったとはいえ約4億枚が売れ残った。余った年賀はがきは段ボール原紙用の古紙などでリサイクルされるという。このほか、最近になって再生紙偽装も発覚。「偽装」は8年用から行われており、実際の古紙配合率は0〜20%(但し、インクジェット写真用年賀はがきはもともと配合されていない)にとどまっていたという。こうしてみると、紙資源がいかに無駄にされているかが分かる。

 このWeb日記でも何度か書いているように、私は、「余ったらリサイクルすればいいじゃないか」という考えには大反対である。モノにもよるが、いっぱんにリサイクルのためには多大なエネルギーが必要であり、かえって地球温暖化を促進する場合もある。それよりも必要なことは、まずは紙を使わないこと、そして使う場合でも、できる限りムダを作らないことである。

 これを年賀状にあてはめれば、まずは、はがき以外の、紙を使わない媒体で賀状交換をすることがオススメである。しかし、どうしてもはがきを使いたいという場合は、余ったはがきを翌年以降に使うようにすれば、いくらかムダが省ける。

 そもそも、年賀はがきというのは、なんで毎年、絵柄を変えて当該年度用限定のものを売り出さなければならないのだろうか。いまさら干支にこだわる必要もないし、1月27日の日記にも述べたように、お年玉には大した魅力がなく、しかも、1等の当選確率は1万年に1度、当たるかどうかという程度の大きさである(毎年100枚の年賀状を受け取る場合の確率)。そういうくだらない抽選の番号を印刷するだけのために、年度ごとに新しいはがきを印刷し、売れ残ったらリサイクルに回すなどというのは、低炭素社会への敵対行為であると言わざるを得ない。

 では、どうすればよいか。まず、国民の多くが、普通の郵便はがき(通称:官製はがき)に赤文字で「年賀」と書いて差し出すようにすれば、年賀はがきの売れ残りを防止することができる。どうしてもお年玉抽選が欲しいという人たちのためには、その年度ごとに、官製はがきに抽選番号を記した「年賀シール」を貼ればそれでよいではないか。シール代は1円程度。シールも紙資源ではあるが、はがき1枚よりはかなり節約になるはずだ。

 現状でも、余った年賀はがきを「書き損じ」で交換せず、翌年度に使えば済むはず。相手に失礼だという固定観念を粉砕し、「私は紙資源節約のため、余った年賀はがきを翌年度も使用しています」と書き添えて差し出せば、受け取った方からも賞賛されるかもしれない。