じぶん更新日記1997年5月6日開設Copyright(C)長谷川芳典 |
岡山大学構内のお花見(11)シャクナゲと大木のハナミズキ
農学部本館入り口付近に植えられているシャクナゲ。私の記憶では、今年が2回目の開花となる。昨年よりもしっかりと根を張り、たくさんの花をつけるようになった。 写真下はその近くにある白花のハナミズキ。写真撮影時にたまたまお会いした農学部OBの方のお話では、これだけいっぱい花をつけた大木は珍しいとのこと。 岡山大学では東西通りの街路樹のハナミズキが有名だが(4月22日の日記参照)、あちらのほうは車道に面しているため、毎年剪定されていて、大木には育たない。 |
【ちょっと思ったこと】
今年の連休 今年の連休は、祝日・休日の配置がバラバラで長期休暇が取りにくくなっていると言われる。岡山大学の場合、4月29日から5月5日までの期間は平日であってもすべて休講措置がとられているが(但し休講でも年休をとらない限りは出勤日)、4月28日の月曜日はこれには含まれない。また、5月7日は「月曜日の授業を行う日」とされている。従って、月曜日に授業のある学生は、4月28日と5月7日に必ず大学に来なければならず、8日間の連続休暇となる。いっぽう、月曜日に授業の無い学生は、4月26日から5月7日まで、なんと12日間も続けて休むことができる。 ちなみに私自身は、種々の雑務が重なっているため、4月30日を出勤日とし、前半は近場で山登り、後半は妻の実家に帰省しつつ、部屋に籠もって論文読みや執筆に従事したいと計画している。 |
【思ったこと】 _80425(金)[心理]ダイバージョナルセラピー研修会(6)今こそ求められるDT型のレクリエーション 研修会1日目午前中は、芹澤理事長からダイバージョナルセラピー(以下、DTと略す)についてのまとめ、最近の情勢、いくつかの体験談などが語られた。 まず、DTが「事前調査→計画→実施→事後評価(Assessment→Planning→Implementation→Evaluation)」という4つのプロセスを重視していることが再度確認された。 このうち第一段階のAssessmentについては昨日も言及したように、言葉による聞き取りだけでは分かりにくいことがある(例えば、「観光に興味がある」と言っても、観光にはさまざまなタイプがある)。また、事前調査の時点では全く興味がないようなレクリエーションであっても、勧められてやってみたら「こんなに楽しいことがあるとは思っていなかった」というような新たな感動が生まれる場合もあるので、現状を固定してしまうのは危険である。また、利用者の要請になんでもかんでも応じるということには限界がある。スタッフでできることを考えていくほかはない。 第二段階のPlannningでは、ゴールを設定し、クライエントと共に計画していくことが大切。 PlannningからImplementaitonに至る際には、コミュニケーション、コーディネーション、ネットワーキングにも配慮する必要がある。 続いて、レジャーアセスメントの基本についてのまとめがあった。ここでは高齢者対象のレジャーが中心となるので、身体的、認知的、社会的、環境的な諸条件や制約を考慮した内容が求められる。 ところで、最近、介護福祉士のカリキュラムの中で、レクリエーション関連部分が一部改正され、一部が生活技術援助に置き換わったという。門外漢のため詳しい経緯は分からないが、単に、集団的で一斉に行うようなレクリエーションであれば、DTの本来の主旨には反するものであるし、殆ど役に立たなかったと見なされていた可能性がある。であるならば、今後は、利用者個々人に合わせた、多様なレジャー/レクリエーションの創造が求められることになり、まさにDTの出番がやってきたということになる。 ※写真は、DTのプログラムの1つ、マルチセンサリールーム(Relaxation via Multi-Sensory Room) 。写真説明は後日。 次回に続く。 |