じぶん更新日記

1997年5月6日開設
Copyright(C)長谷川芳典



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 5月1日、「平成の大遷宮」に際して特別公開されている出雲大社御本殿を拝観。朝方は鳥居のあたりまで行列ができていたということだったが、受付終了間際になると、写真のように、行列はほぼ解消しており、待たずに拝観することができるようになっていた。なお、公式の受け付け終了時刻は15時30分であるが、この日は空いていたせいか、16時10分頃までは中に入れてもらうことができたようだ。なお、本殿拝観という性格上、服装や履き物については厳しくチェックされており、ジーンズ、短パン、Tシャツ、サンダル履きなどののために入場を断られていた人たちを何人も見かけた。

 階段を登り、反時計回りに一周し、正面から天井の八雲(実際は7つ)を拝観。時計回りに拝観する仏教寺院(チベットやネパールなど)とは逆周りであったが、反時計回りの理由については不明。

 なお、出雲大社の御祭神は西を向いているため、御本殿参拝のあと西側からも拝むと良いとされているが、今回は4月20日に「仮殿遷座祭」が執り行われているせいか、西側の当該場所には「ここで拝んでください」といった看板や目印は見当たらなくなっていた。またこのことにより、御本殿には「参拝する」のではなく「拝観する」という表現が使われているようだ。

 写真下は、因幡の白兎。



5月7日(水)

【思ったこと】
_80507(水)[生活]今年の連休

 4月25日の日記に記したように、今年の連休は、前半は近場で山登り、後半は妻の実家に帰省しつつ、部屋に籠もって論文読みや執筆で過ごした。もっとも、当初計画より旅行/外出が多くなり
  • (4月26日)しごと
  • (4月27日〜28日):岡山県立森林公園→上斎原温泉いつき(泊)→岩井滝→恩原→人形峠経由で蒜山(中蒜山〜下蒜山縦走)
  • (4月29日〜30日)家にこもって、しごと
  • 5月1日〜2日:出雲大社〜マリンタラソ(泊)→三瓶山(女三瓶→男三瓶→室ノ内池)→(石見銀山入口→川本→断魚渓→瑞穂IC→中国道経由)北九州
  • (5月03日〜04日)家にこもって、しごと
  • (5月05日)国営 海の中道海浜公園
  • (5月06日)家にこもって、しごと
  • (5月07日)山陽道経由で岡山へ。377km。昼食・休憩を入れて4時間50分。渋滞は全くなし。
というように、4月26日から5月6日までの11日間のうち5日間を旅行、残りを仕事日に充てることになった。旅行先で撮影した写真は、期間限定で随時公開する予定。

※連休前に入れたガソリンの価格は126円/リットル。5月1日に入れた時は160円、5月7日は161円に値上がりしていた。




 連休中に視たテレビ番組(移動中のラジオ番組を含む)は以下の通り(内容は、長谷川の記憶に基づくため不確か)。昨年11月26日の日記にも書いたが、妻の実家では、大型液晶テレビで衛星放送やハイビジョン放送を視ることができるため、ついつい長時間視てしまう。大部分は再放送であったようだが、自宅にハイビジョンやBS受信設備が無いため、どれも新鮮な印象を受けた。
  • 【5/2】(NHKラジオ)高校講座 倫理(東京外国語大学准教授・千田有紀氏)「第7回 青年期の課題と自己形成 自己の確立
    この番組は、ネットでも拝聴できる。「(自分というのは)喩えて言うならばお餅のようなもの。お餅はこねていくことでまとめ上げられていくが、他人との関係の中で形づくられ、自分というものの輪郭が浮かび上がっていく。」という喩えが面白かった。
  • 【5/4】(BS-i)セザンヌの『果物籠のある静物』。セザンヌは新しい遠近法を編みだし、後生の画家に多大な影響を与えた。
  • 【5/5】(NHK)知るを楽しむ 姜尚中氏による『私のこだわり人物伝 夏目漱石 悩む力』の再放送。
  • 【5/5】(NHK)きらっといきる 大阪にある、精神障害者が集う喫茶店。「精神障害っていうのは、精神障害者同士でも、分からないことってたくさんあるんですよね。」、という言葉が印象に残った。こちらの記録参照。
  • 【5/6】(NHK)知られざる野生「アカカンガルー〜砂漠のサバイバル」
    • 袋の中の赤ちゃんは前屈み、仰向けの姿勢で袋に入るが、首は背中側に180度回して前を向いている
    • メスは、袋の中で赤ちゃんを育てつつ、その次の赤ちゃんをを子宮に宿している。子宮内の赤ちゃんの成長のスピードは、袋の中のお兄さんの成長速度に依存する。
    • オスどうしの争いは、勝敗決着後は敗者が勝者にすり寄って挨拶をしてその場を去ることで終わる。
  • 【5/6】(NHK)サウンドオブミュージック マリアが語る一家の物語(←何回目かの再放送らしい)
    • ここで登場するマリアさんは、映画の主人公のマリアさんではなく、トラップ一家次女のマリア(出演当時92歳)さん。
    • 主人公のほうのマリアさんについていろいろなエピソードが語られた。マリアさんは想像力豊かな人で、車の運転中にある家の前を通った時、見ず知らずの人の家であるにもかかわらず、その家についての物語を勝手に作ったりして前方不注意で木にぶつかってしまったことがあったとか。
    • 実在のトラップ一家は、大恐慌時の銀行倒産で全財産を失う。その後、マリアの発案で自宅を神学校生の下宿に改造、またそれをきっかけとして訪れた神父やオペラ歌手の勧めで、合唱団としてデビューし人気を得る。
    • 映画では、徒歩でアルプス越えてナチスの追跡から逃れているが、実在のトラップ一家は、ナチス党員であることを告白していた執事ハンスから近いうちに国境閉鎖があるとの情報を得た上で、列車を利用し、南イタリア→ロンドン、さらに船でアメリカに渡った。
    • 実在のトラップ一家は、アメリカ亡命後、トラップファミリー・シンガーズとして活動するが、生活は苦しく、レストランで1人1ドルの食事さえできなかったことがあったという。
    • 次女のマリアさんは、映画で一家のことが有名になった頃から、ニューギニアに宣教師と赴き、医療、衛生などの支援活動を行った。いまでも、アコーディオンの演奏や編み物を得意としている。
    ]この番組や、その後のネット資料を見た限りでは、マリア・フォン・トラップさんというのは、一家の次女のマリアさんのことだと思っていたが、こちらや、ウィキペディアの当該項目を見る限りでは、映画の主人公のほうのマリア・アウグスタ・クチェラさんも同じ名前でそう呼ばれているようだ。ゲオルク・フォン・トラップと結婚した後に、「マリア・アウグスタ・トラップ」ではなく、なぜ「マリア・フォン・トラップ」さんになったのかは謎である。
  • 【5/6】(NHK)熱血!天才アカデミー 世界をひっくり返した男ダーウィンの進化論
    • 進化論は産業革命後の文化にさまざまな影響を与えたが、その一部は悪用され、優生学やヒトラーの思想に利用された。しかし、ダーウィン自身は、生物多様性の意義を唱えていた。
  • 【5/7 車で移動中】(NHKラジオ)NHKカルチャーアワー歴史再発見「武士の誕生 忠常の乱と刀伊の入寇」
    • 武士の誕生により、名前に使われる「家」の文字は、「やか」→「いえ」と呼ばれるようになった。
    • 刀伊の入寇:元寇より前にも外国からの侵略行為があった。

 このWeb日記に何度も書いているように、私自身は、歌謡、スポーツ中継、トーク、お笑い、政治討論などの番組には全く興味を持てない。映画やドラマは嫌いではないが、夢中になるとそれを視ることで他のことができなくなるので敬遠している。