じぶん更新日記

1997年5月6日開設
Copyright(C)長谷川芳典



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 一般教育棟構内にあるフェニックス(カナリーヤシ)。今回たまたま気づいたことだが、幹の途中がかなり細っていて、見た目には不安定。しかも、この裏側には洞もある。ボリビア山中で見た「Arbol de Piedra (石の木)」を思い起こさせる。


02月9日(月)

【思ったこと】
_90209(月)[一般]続・地デジ移行のウソホント(2)二カ国語放送の同時ダビングは難しい/ネット経由のNHK国際放送

 地デジ放送でもアナログ放送同様に二カ国語放送の録画ができるのだろうか。このことについては、1月7日の日記で、
ところで、私自身はこれまで、通常の日本語番組はDVD-R、二カ国語放送はDVD-RWでダビングというように使い分けてきた(2003年10月13日の日記参照)。この使い分けは、地デジ番組でも踏襲できる見込みだ。私が実験した限りでは、地デジHDDに録画した二カ国語放送放送番組は、DVD-RW(VR)またはDVD-RAMで問題なくダビングできた(いずれも標準画質)。
と書いたところであったが、その後実際に地デジ対応デッキのマニュアルを参照してみたところ、どうやら、録画やダビングにはいろいろな制限があることが分かってきた。なお、私が自分の家で受信できるのは地上デジタル放送のみである。BSデジタルやBSハイビジョンについては、妻の実家など別の場所に行かないと実際に試してみることができないため、以下の情報はきわめて不確かであることを念のためお断りしておく。

 さて、2003年10月13日の日記に書いたように、これまでアナログ放送では、DVD-RW(VRモード)やDVD-RAMのディスクにダビングすることで、二ヶ国語の音声を両方記録し、再生することができた。これらのディスクはパソコン内蔵もしくは外付けのDVDドライブ(但し、「-RW」や「RAM」が読めるドライブ)でも再生できた。通常、音声コントロールパネルの左右の音量を変えることで、日本語と英語を簡単に切り替えることができるため、英語学習にはきわめて便利であった。

 しかし、地デジ対応デッキで録画した場合は、そう簡単にはいかない。まずはCPRM対応が求められるため、これまでのDVDドライブでは再生できないという問題がある。ところが、よくよく調べてみると、規格上の根本的な困難があることが分かってきた。




 これまでのアナログ二カ国語放送というのは要するに、日本語モノラルと英語モノラルを両方含む二重音声として放送されてきた。よって、二カ国語放送ではステレオ音声を聴くことができなかった。ところが、地デジでは、番組によってはステレオによる二カ国語放送、あるいは3ヶ国語以上の同時放送や、5.1チャンネルサラウンドステレオ放送も可能になった模様である(ウィキペディアの当該項目参照)。

 よって、ハードディスクで「DRモード」で録画し、そのまま再生する分には、いろいろな切替ができてきわめて便利になったわけだが、それをディスクにダビングして別の機器で再生しようという場合にはいろいろな困難が生じるようになってしまった。今回購入したデッキ(録画機)のマニュアルを読んだ限りでは、どうやら以下のような制限がある模様である。
  • 地デジ放送であっても「主+副」と表示される二重音声放送であれば、従来通り、「-RW」や「RAM」で二カ国語放送をダビングできる。
  • マルチ音声放送の場合は、日本語あるいは英語どちらかの音声しかダビングできない。
 以上はあくまでDVDの範囲での制限である。Blu-ray Discにダビングする場合は当然、マルチ音声(多重音声)情報も記録できるものと思われるが、そもそも衛星放送を受信できず、しかも、アナログテレビにつないで視聴するという我が家の環境では、 Blu-ray Discなどはまず不要。それよりも、従来通り、アナログ放送で二カ国語放送をダビングしたほうがお気軽というものである。




 余談だが、さいきん、http://www.nhk.or.jp/nhkworld/で英語ニュースを気軽に試聴できるようになった。これは、英語学習者にとっては大いに役立ちそうである。英語放送自体は、従来よりCNNなどでも視聴できていたが、当然、日本国内のニュースは皆無に近い。NHKのサイトでは、ある程度、国内のことを取り上げるのでその分、身近に学習ができるだろう。もっとも、著作権の問題からだろうか、「Now On Air」のところからは日本国内で視聴できる番組は、ニュース関係に限られている模様である。この日記で何度も取り上げているように、中高生の英語学習に役立つよう、日本発の英語番組が日本国内からもっと自由に視られるようにしてもらいたいものだ。


 次回に続く。