じぶん更新日記1997年5月6日開設Copyright(C)長谷川芳典 |
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今年の7月は雨が多い。岡山市の7月の降水量は7月24日までに221.5ミリとなっており、平年の160.0ミリを大きく上回っている。今年は6月の雨量が73.5ミリと少なかったが、6月と7月を合わせると295ミリとなり、月末までには平年の301ミリを上回りそうな気配だ。水不足であった早明浦ダムの貯水率も、7月24日現在で41.7%まで回復している。そのいっぽう、山口県防府市を中心に豪雨災害があり7月24日時点で14名の死者が出ているという。最近では、防災体制の整備により、大型台風による人的被害は減少しているが、予測の難しい局地的豪雨の被害は逆に増えているようにも思える。いましばらく警戒が必要である。 写真は、大雨で出現した「岡大湖」(文法経グラウンドにできる大きな水たまり)。背景は半田山。 |
【ちょっと思ったこと】
ニョッキン7の魚住さん 11時半頃に自宅に戻って昼食をとっていたら、ニョッキン7でおなじみの魚住咲恵アナが、FNNの全国ニュースに登場しておられた。全国ニュースの直後の時間帯のOHKローカルニュースにはしばしば登場されるが(2008年5月16日の日記参照)、なんで全国放送に?、ひょっとして、ご栄転か?と思ったが、ネットで検索したところ、ウィキペディアの当該項目に 2009年7月20日〜7月24日、『FNNスピーク』に、夏季休暇中の島田彩夏(フジテレビアナウンサー)のリリーフとして登板した。という記述があり、臨時登板であることが分かった。ニュース番組を担当される時に魚住アナはいつも真剣顔で心をこめて原稿を読み上げており好印象が持てるが、ニョッキン7と並行して視聴していると、魚住アナのまじめくさったお顔を拝見しているだけで、コントラストの大きさに思わず笑い出してしまうところがある(失礼)。 なお、次回のニョッキン7では、私の好きな高梁市中心部が取り上げられるということなので、ぜひ視聴したいと思っている。 |
【思ったこと】 _90724(金)[心理]便所飯(べんじょめし)の真相(続き) 昨日の日記の執筆後に、「便所飯 都市伝説」というキーワードでネット検索をしたところ、産経新聞の「都市伝説を追う」という特集の一環として、 【都市伝説を追う】トイレで食事“便所飯”は本当に都市伝説なのか? 経験者を発見!? という連載記事のあることが分かった。なお、この記事の日付は2008年7月20日となっており、今から一年前の情報ある。その連載では、高校時代に便所飯を経験したという「真由子さん」の体験が語られていたが、それ自体、当人の作り話の可能性も否めない。また、トイレの中に「コンビニのおにぎりの包装紙が散乱していた」からといって、直ちにトイレの中で食べていたということの証拠にはならないと思う。 確かに、「○○は事実無根のうわさ話にすぎない」という主張に対しては、それを覆す事実をたった一例でも見つければ、反論にはなる。便所飯の場合、とにかく、世界中くまなく探して、トイレの中で食事をしている人をたった一人でも見つければそれでよろしいというわけだ。しかし、それは、単に、希有な現象があったという紹介に過ぎない。 「便所飯」という象徴的なテーマで議論する価値があるのは、結局のところ、現代の若者たちの間で、「友人がなく、1人ぼっちだと思われることを何よりも恐れている」、「、「まわりに友達がいないと思われたくない」、「友だちがいないように見られるのは耐えられない」というような傾向(←いずれの文も、上掲の産経新聞連載より引用)という傾向がどの程度あるのかということにつきると思う。そういう傾向を傍証する一事例として便所飯の証言は有用であるが、便所飯体験者がゼロであっても、議論の本質が変わるわけではない。 個人的な印象としては、今の若者たちは、「一人でいる」ということについては、それほど人目を気にしていないようにも思える。一人でぽつんと座っていても、ケータイで会話ができていればそれで満足、その声が周囲に筒抜けになっていても気にしない、という傾向は結構あるような気がする。 ここで突然話題が変わるが、中高年者が旅行をする時に、一人旅を好むか、夫婦や団体での旅行を好むかということも、便所飯のテーマとある程度関連しているように思える。最近の海外パッケージ旅行の中には「お一人様参加限定。ご夫婦、お仲間同士でのご参加はご遠慮ください。」という断り書きつきで募集をしているツアーもある。こういうツアーが成立するということは、おそらく、自分だけが一人であるというような点で目立つことなく、かつ静かに一人旅を楽しみたいというニーズがあるのかもしれないと思う。 |