じぶん更新日記

1997年5月6日開設
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 幻想庭園と烏城灯源郷(3)2007年と2009年の幻想庭園を比較する

 岡山・後楽園の幻想庭園を見物するのは今回で2回目。最初に訪れたのは2007年8月8日で、この時は平日であったが、雨天で延期されていた花火大会がすぐ近くで開催され、大勢の人で賑わっていた。

 今回は日曜日、しかも最終日ということもあって、やはりたくさんの人が訪れていた。

 こちらの案内によれば、2009年のコンセプトは「名園で 仰ぎ見る星 岡山の夏」であり、
昨年から幻想庭園では「地球に優しいライトアップ」を目指し、照明器具を減らしたり、発光ダイオードを積極的に取り入れたりと、消費電力を抑えながら美しさと優しさを兼ね備えたライトアップを行っています。
それは即ち「星の光を邪魔しない」環境調和型のライトアップ。
名園で星を見ながら過ごす夜、"岡山ならでは”の贅沢な過ごし方だと思いませんか?
という配慮がなされているということであった。そう言われてみると、2009年(写真上)のほうが2007年(写真下)よりも、いくぶん暗くなっているようにも見える。もっとも、当日の夜にはっきり見えたのは南東の空の木星(−2.9等)ぐらいのものであった。



8月18日(火)

【思ったこと】
_90818(火)[一般]昭和35年の意味(1)「松竹ヌーベルバーグ」

 今年のお盆休みは、妻の実家のある北九州で、衛星放送番組を視ながら「ながら」仕事をした。その中でも特に印象に残ったのが、日めくりタイムトラベル 昭和35年の再放送(3時間版)であった。

 昭和35年と言えば、私は小学校2年、そろそろ世の中のことが分かりかけてきた年齢であったが、記憶に残っているのは などの暗いニュースばかりで、それも、当時の記憶なのか、もう少し大人になってから後で付け加わった「記憶」なのか、今となっては区別がつかなくなっている。




 60年安保以外の話題の1つとして、「松竹ヌーベルバーグ」が取り上げられていたが、この時代にそういう動きがあったということは全く知らなかった。

 番組の中で、吉田喜重監督が「青春とは外から与えられているネーミングであって、自分が本当に青春と思うことはものすごい不安と苦痛。なんとか早く青春からぬけ出したいと思うのが当時の私含めた時代の共通の考え方だった」と語っておられたが、それから10年後、私の青春時代でもあった昭和45年前後にも、似たような雰囲気があったように思える。ちなみに、いまの若者は、おゆとり様などと揶揄されるほどであり(←画一的な決めつけは問題)、「大人になれない人」というより「大人になりたくない人」が少なからず居るようにも見える。

 「松竹ヌーベルバーグ」のキーパーソンとして大島渚監督が紹介されていたが、私自身は、じつは、大島監督の映画は1つも拝見したことがない。番組でも言われていたが、大島監督の映画を観るのは非常にくたびれる、その理由は「受身的に観ただけではダメ。鑑賞に参加を求められる」という点にあるという。大島監督に限らず、こちらのリストに挙げられた作品リストの中では、私が観た作品は1つも無かった。あくまで好みの問題だが、私の場合は、同じ松竹なら寅さんの映画のほうを観たいと思う。

 次回に続く。