じぶん更新日記1997年5月6日開設Copyright(C)長谷川芳典 |
【小さな話題】 NHKの大相撲中継中止の影響 各種報道によれば、NHKは、大相撲名古屋場所の生中継を取りやめ、取組終了後にダイジェスト(短縮)版を放送することを決めたという。 このことについては、いろいろな影響が出ているという。スポニチ(7/9)記事によれば、受刑者の自由時間に大相撲中継を放映してきた刑務所では、数少ない娯楽の1つが減ったことが残念に思われているという。また、高齢者施設ではデイサービスの時間や帰宅の待ち時間などに大相撲観戦を楽しむ利用者が多く、対応に苦慮しているとか。6月23日の日記に「「風が止めば桶屋 が消える」と書いたように、ある1つの決定が思わぬところに波紋を広げることはありそうだ。 ところで、この生中継中止対応で、大相撲というスポーツは注目されなくなっていくのだろうか。産経新聞のネット配信記事にではNHKが取組終了後にダイジェスト(短縮)版を放送することにより、 初日の11日以降、午後6時台の視聴率競争ががぜん、熱を帯びそうだ。6時台は民放にとって「夕方ニュース」の戦場。さらに初日と中日、千秋楽がある日曜日には、高視聴率を誇るフジテレビ系アニメ「サザエさん」が放送されており、国民的人気を持つ“両雄対決”の行方が注目される。という可能性があることを指摘している。 確かに、18時台の録画ダイジェスト版のほうが、18時までの生中継よりも視聴率が上がるという可能性はありそうだ。私自身なども、平日の午後にのんびりと生中継を眺めるほどヒマではない。しかし、18時頃に帰宅してNHKのスイッチを入れれば、イヤでもダイジェスト版が放送されてくることはありうる。もともと相撲の生中継というのは、仕切りの時間が長くて少々冗長な気がしていた。録画ダイジェスト版放送のほうが注目されやすい可能性もある。 |