じぶん更新日記1997年5月6日開設Copyright(C)長谷川芳典 |
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テレビのアナログ放送終了日の7月24日、24日の正午に通常放送から「アナログ放送は終了しました」画面表示に切り替わる前後と、同日深夜0時に「アナログ放送は終了しました」画面が「砂あらし画面」に切り替わる前後の時間帯を予約録画した(いずれもNHK総合)。 写真いちばん上は終了直前の挨拶画面、上から2番目は「アナログ放送は終了しました」画面切り替えの直前に出現した「長い間ご覧いただきありがとうございました」画面であり、その後は、音楽とともに、「ご覧のアナログ放送の番組はきょう正午に終了しました」という静止画面に切り替わった。 ところが、停波直前の23時32分過ぎ、午後11時32分ごろ地震がありました」という緊急メッセージが流れ、続いて「近畿地方で震度4の地震がありました」となり、各地の震度が表示された。それで終わりと思いきや、こんどは「午後11時32分ごろ中国地方で震度1の地震がありました」というメッセージが流れ、震度1となった中国・四国地方のいくつかの地点が表示された。メッセージの最後は「震度1 土庄町」であった。地震情報によれば、この地震は三重県南部を震源としたマグニチュード 4.7の地震であり、岡山市でも震度1を記録した。 その後、追加のメッセージは流れず、午前0時前(翌日のローカルニュースによれば1分前)、貝殻山の送信施設で、スタッフが手動で停波のボタンが押され、砂あらし画面に切り替わった(写真いちばん下)。 よって、岡山県岡山市の場合、NHKのアナログ放送は24日正午に終了したが、情報発信を放送と見なした場合は、23時32分すぎの地震速報が最後の放送ということになる。 なお、万が一、23時59分頃に大地震が発生したとしても、アナログ放送では放送時間を延長した新たな緊急速報を伝えるという措置はとることができないものと思われる。というのは、ウィキペディアの当該項目に記されているように、もともと2011年7月24日というのは、は、2001年7月25日に改正施行された電波法(平成13年法律第48号)で、地上アナログ放送の周波数を使用できる期間を施行から10年を超えない期間と定めたことによるものであり、2008年10月末の放送局の再免許の際、アナログテレビ放送免許の有効期限が2011年7月24日となっていた。よって大地震であれ台風情報であれ、とにかく7月25日を過ぎて情報を発信すれば、無免許放送ということになってしまう。午前0時の1分前に停波のボタンが押されたのも、秒単位での無免許放送が発生する恐れを避けたためではないかと推察される。 |
【思ったこと】 _b0725(月)2011年版・高齢者の心と行動(38) ダイバージョナルセラピーワーカー・フォーラム2011(1)理事長による基調講演(1) 7月10日の日記の続き。他の連載のためにすっかり間が空いてしまったが、今回からは7月9日(土)に順天堂大学医学部で開催された表記のフォーラムに関して、メモと感想を記しておきたいと思う。 さて、まず午前中には、芹澤隆子理事長による、 ●レジャー&ライフスタイルのエキスパートとして 〜ダイバージョナルセラピーとDTWの役割〜 という基調講演が行われた。なお「DTW」というのは、所定の研修を受けた後に日豪のダイバージョナルセラピー協会が共同認定する「ダイバージョナルセラピーワーカー」のことであり、現在までに第4期が終了、126名が認定を受けているという。オーストラリアの場合は、DTWではなくDT(ダイバージョナルセラピスト)が各地の施設等で活躍しているが、DT資格授与のためには、大学の学士課程等に組み込む必要があり、日本では実現していない。また現実問題として、日本とオーストラリアでは、看護師、理学療法士、作業療法士の役割や給料が相当に異なる。オーストラリアの施設では、理学療法士や作業療法士の給料があまりにも高く、各施設で常勤職として雇えないという事情があり、それを補完するためにDTの役割が重視されているという面がある。日本の場合はむしろ、それらの療法士や介護士の方々にDTWとしての考え方や技法を身につけてもらったほうが広く確実に普及するのではないかという見通しもあるようだ。 次回に続く。 |