じぶん更新日記1997年5月6日開設Copyright(C)長谷川芳典 |
§§ |
2月1日の岡山は、寒冷前線の通過で強風が吹き荒れ、15時39分に最大瞬間風速22.8mを記録した。24時台からは氷点下の寒さとなり、また明日2月3日の朝はさらに冷え込みマイナス4℃まで下がると予報されている。 写真は2月2日午後の時計台前。進入禁止の案内板が倒れ、アメリカフウの実が散らばっていた。 余談だが、現在の寒気をもたらしている1060ヘクトパスカルの優勢な高気圧の中心は、北緯50°、東経100°近辺にある。5年前の夏、このすぐ近くで昼食をとったことがあった。(Top頁はこちら。) |
【思ったこと】 _c0202(木)QOL評価・向上のための複合的多項随伴性アプローチ(2)短期的分析(1) 昨日の日記で、行動随伴性アプローチでは、 時間的に少なくとも3つのスパン、すなわち、短期(直接効果的随伴性)、中期(達成や累積的成果などを含む数年単位の随伴性、直接効果的随伴性以外にルール支配、弁別、確立操作を含む)、長期(行動の束としての人生のカタチ)で捉える必要がある。と述べた。 このうち、短期的なスパンというのは、オペラント行動が直前と直後の変化によって変容する過程についての分析であり、行動分析学の入門書に書かれていることと同一である。 すなわち、まずは、直後の変化を「出現」と「消失」という2通りに分類し、それぞれについて、その後の行動が増加するか減少するかによって2通り、よって2×2=4通りの基本随伴性が論理的に可能となる。これが、「好子出現による強化の随伴性 、「嫌子消失による強化の随伴性」、「好子消失による弱化の随伴性」、「嫌子出現による弱化の随伴性」である。 基本随伴性の中でもQOL評価・向上に最も関わってくるのが「好子出現による強化」であるが、まず、その効果については、 ●オペラント行動の直後に、適切な大きさ(強さ)の好子が一定の確率で伴っているか? ということが必要条件となる。これが満たされないと、行動は不活発となり、やがては無為状態に陥る。 次に考慮すべき点は、
『行動分析学入門』(杉山ほか、産業図書、1998年)によれば、行動内在的強化随伴性と付加的強化随伴性は、以下のように区別されている。
不定期ながら次回に続く。 |