じぶん更新日記1997年5月6日開設Copyright(C)長谷川芳典 |
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ナンテンの朱い実と時計台。ナンテンの実は正月の縁起物にもなるが、1ヶ月以上経ってもまだまだしっかり枝についている。 |
【小さな話題】 がんばる女性:マラソンもジャンプも 先週日曜日(1月30日の日記参照)に続いて、今週2月5日の日曜日もスポーツ行事が盛りだくさんの一日であった。 このうち、別大マラソンでは、ケニアのアルン・ジョロゲ(小森コーポレーション)が2時間9分38秒で初優勝したが、民放の中継ではもっぱら、日本人選手で誰がトップになるかということと、カンボジア国籍を取得して五輪出場を狙うタレントの猫ひろし(アミノバイタルAC)の活躍ぶりを伝えていた。そんななかで気になったのは、途中まで猫ひろしさんと一緒に走っていたゼッケン2001番の女性が目にとまった。ネットで出場選手リストを調べてみたところ、この女性は、吉田香織というお名前で、ウィキペディアの当該項目によれば、かつては、Qちゃん2世との呼び声もあったが、過去の代表選考では不運であったようだ。猫ひろしさんと同じアミノバイタルACに所属しているという。ウィキペディアの最新情報では、今回の別大マラソンは残念ながら途中棄権と記されていたが、もしかすると猫ひろしさんのペースメーカーをつとめておられたのではないかと思い「吉田香織 猫ひろし」で検索したところ、こちらに、「大分県で行われる別府大分マラソンにて猫ひろしさんがタイムを目指して走ります。猫さんの30kmまでのペースメーカーとして吉田香織も走ります。」という書き込みがあり確認できた。吉田さんのサポートが無ければ、猫ひろしさんもあそこまで走れなかったと思う。 この日、もう一人活躍した女性と言えば、何と言ってもスキージャンプ・全日本選手権ラージヒル(LH)兼NHK杯女子の高梨沙羅選手である。1回目に116.5、2回目は最長不倒となる127メートルを飛び、合計得点は228.8点。2位に100点以上の大差をつけて初優勝した。今回初めて中継でその様子を拝見したが、思わず「おおっ」と声が出るようなすばらしい飛行であった。 |
【思ったこと】 _c0206(月)QOL評価・向上のための複合的多項随伴性アプローチ(6)長期的分析(2)人生のカタチを描く(2) 左の図(昨日の再掲。クリックすると拡大)は、何かの測定によって実際に得られたものではなく、あくまで、当事者が主観的描くライフヒストリーと将来の設計図のようなものである。横軸は年齢であり、黄緑色のエリアの中に、「葉っぱ型」の諸活動を埋め込んで活動の束を描くことによって、過去の体験を振り返り、将来を展望し、現在の諸活動を点検するためのツールといってよい。 ここで「行動」ではなく「活動」と呼んだのは、種々の行動が入れ子構造になっていて、直接効果的な強化や弱化の対象にはなりにくいという意味を含めたためである。そのカテゴリーの基準は、「同時にはできないこと」、つまり、特定の活動に従事することは他の活動を排除する(競合する)点にある。 活動は、仕事も趣味も何でも含まれる。数年単位から数十年以上に及ぶものまでもあり、それに集中しているほど、縦軸の幅が広くなる。活動には、図中の1.で示したように単独のものあり、2.から5.のようにいくつかの異なる活動がつながっていくものもある。例えば、国内旅行を楽しんでいた時代(活動2)から国内の登山(活動3)、さらに海外の登山(活動4)、その後は海外の辺境地域の旅行(活動5)というように推移することもある。陸上トラックの選手がマラソンに転向して活躍し、その後引退してコーチや監督や解説者として活躍する場合も同様である。 次回に続く。 |