じぶん更新日記1997年5月6日開設Copyright(C)長谷川芳典 |
§§ | 早朝の散歩時に撮った、満月に照らされる大学構内。今回の満月は2月8日午前06時54分であり、撮影時刻はその1時間前であった。何度も書いているが、周辺の景色全体で露光調整すると満月は明るすぎてぼやけてしまう。逆に満月の中心で露光調整すると周囲は真っ暗で何も写らなくなる(写真左上参照)。
なお、右側の旧・事務局棟前に写っている軽自動車は、1月30日掲載と同一車であるが、非公式情報によると、この車は駐車許可証未登録で、少なくとも1月中旬から殆ど駐めっぱなしになっているが、先週の土日に短時間だけ学外に移動し、その後、前回とは1マスずれた区画に再び駐めっぱなしになっていることが確認されている。前回学外に出た際には数万円(@500円×日数)の駐車代金を払った(←ゲートのカメラでちゃんと記録されている)ということで大学にとっては良いお客さんであるが、大学周辺の駐車場が月極3500円〜8000円程度であることを考えると、大枚をはたいてまで学内に長期間駐車するメリットは無いように思われる。岡大・新七不思議の1つになりそうな謎になってきた。ご本人はまさか自分の車がこんなところで話題にされているとは夢にも思わないだろうが...。 |
【思ったこと】 _c0208(水)QOL評価・向上のための複合的多項随伴性アプローチ(8)長期的分析(4)人生のカタチを描く(4)Aラインとは何か 昨日の日記で述べたように、左の図のBラインは、 その人の活動を支える基礎であり、健康、体力、知力、技能、人間関係、収入などによって左右される。それらは客観的に測定可能であるが、どういうファクターに重きを置くのかは、その人の活動内容に依存している。例えば、スポーツ選手の場合は普通10歳台後半から20歳台あたりに体力のピークがある。もちろん30歳、40歳となってもトップアスリートの地位を保つ方もおられるがいずれは現役引退を迫られる。というように説明した。しかし、実は、その上に描かれるAラインも、殆ど同じ意味であり、簡単に言えば「できること」のレベルを示すものである。 つまり、大人になれば子どもの頃にできなかったことができるようになるのでそのレベルは上がる。いっぽう、歳をとれば若い頃のような無理はできない。よって、いくら強がりを言っても、Aラインが描くような山型になることは否めない。但し、「できること」の質は、本人の選択次第で転換することができる。例えば、山登りを生きがいにしていた人が事故で障がい者となれば、脚力という点での「できること」は大幅に低下する。しかしその人が車いすを利用しながら英語の勉強に励めば、英語で交流する力は以前よりアップするので「できること」のレベルは低下せず逆に増えることもありうる。 では、Bラインは描かず、X軸とAラインだけで囲まれる領域(左の黄緑色と黄色のエリアの合体)だけで「人生のカタチ」を描けばそれでいいじゃないかという考えも出てくる。しかし、現時点では、あえてBラインを設定することにはそれなりの意味があるとの考えを捨て切れていない。Bラインは、義務的な活動エリア(「しなければならないこと」)と任意の選択が可能な能動的活動エリア(「したいからすること」)の境界を示すものとして設定することが最も適切ではないかという考えが固まりつつある。 もっとも、殆どの行動は、入れ子構造で強化されており、「しなければならない」と「したいからする」に二分できるものではない点にも留意しなければならない。 次回に続く。 |