じぶん更新日記1997年5月6日開設Copyright(C)長谷川芳典 |
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夕日と朝日を浴びる岡大・本部棟。西の空が赤い時は、建物西側のガラスが反射して赤く染まるように見えることがある(写真上)。また、私の住んでいるところからは、春分の日の40日後と秋分の日の40日前の頃、本部棟の真上からの日の出を眺めることができる(写真下)。 |
【思ったこと】 _c0816(木)TEDで学ぶ心理学(11)見せるプレゼン(1)Brain magicとMathemagic アイエンガー先生のプレゼンを少々詳しく取り上げてくたびれたので、ここで少し話題を変えて、見るだけで楽しめるプレゼンをいくつかご紹介したいと思う。 まず、お盆休みに検索したプレゼンの中で、特に「見せ方」が上手だと感じたプレゼンを4つ挙げておきたい。
まず1番目のBrain magicは、講演というよりは公演と言ったほうが良さそうな内容であるが、中高大学生がTEDを活用して楽しみながら英語学習を始めようとするのであれば、まずは、こういうエンターテインメント的なプレゼンを教材としたほうが長続きできるのではないかと思う。 冒頭の腕を交差させる手品を初め、ざっと見ただけでは、種や仕掛けを見破ることはできなかった。プレゼンの趣旨は What's brain magic all about? Brain magic to me indicates that area of magic dealing with psychological and mind-reading effects. So unlike traditional magic, it uses the power of words, linguistic deception, non-verbal communication and various other techniques to create the illusion of a sixth sense.となっていたが、種明かしが無いので、実際にどういう技術がどこで使われているのかを知ることができなかった。ま、手品というのはそういうものであろう。 “Brain magic”は、よく見る手品ショーの1つという感じがしないでもなかったが、2番目の“Mathemagic”のほうは、初めて観たこともあって、驚きの連続であった。私が何だかんだ言うより、まずは、リンク先の動画を見ていただきたいと思う。 ちなみに、Arthur T. Benjaminの公式サイトがこちらにある。略歴紹介によれば、「Professor of Mathematics, Harvey Mudd College, 2000 to present. 」となっていて、本職は手品師ではなくて数学の大学教授であることが分かる。TEDではもう1つ、 Teach statistics before calculus!(2009年) というプレゼンも行っているが、これは「微積分学よりも確率論や統計学の教育を優先すべきだ」という主張であり、私も全く同感である。 元の“Mathemagic”の話題に戻るが、リンク先のプレゼンでは、
余談だが、Arthur T. Benjamin氏は、計算能力にすぐれているばかりでなく、デジタルな記憶力そのものも相当であるようだ。私も学生時代なら、いったん聞いた電話番号は一週間ぐらいは忘れないという記憶力を誇っていたが、最近は、目も当てられないほどに衰退し、自分のプリペイド携帯電話の番号さえ覚えられていない現状である。しかも、公衆電話から、番号のメモを見ながら電話をかけようとしても、メモの数字が何だったかすぐに忘れてしまう。おまけに老眼で数字そのものがよく見えないこともあり、いつぞや、妻の携帯に何度か電話したつもりになっていたら、実は、全く関係の無い女性の留守電サービスにかけていたことが判明し、ストーカーか嫌がらせのオジサンと間違えられて、相手方の女性からひどく怒鳴られたことがあった。 次回に続く。 |