じぶん更新日記1997年5月6日開設Copyright(C)長谷川芳典 |
大学構内で見慣れない白黒の昆虫を見つけた。胴体が膨らんでいて、蜂なのか蛾なのか不明であったが、図鑑で調べたところ、羽根の文様はカノコガのそっくりであった。幼虫はシロツメクサやタンポポを食べるとのことだが、大学構内ではこれらはいくらでも生えており繁殖に適しているようだ。
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【思ったこと】 140624(火)長谷川版「行動分析学入門」第10回(8)嫌子出現の随伴性による弱化(8)このほかの嫌子出現のスタイル 少し前のところで、「このほかの好子出現のスタイル」として、
さて1.の「嫌子出現の遅延」というのは、長い目で見れば深刻な嫌子が出現することが分かっていてもなかなか弱化されないような場合を言います。
次に、入れ子構造型の随伴性では、大枠では大きな好子が出現するいっぽう、それを達成するための手段的な行動には嫌子がつきまとうといったケースが考えられます。山登りは大概の場合、大きな疲労や筋肉痛、高度障害などの嫌子を伴いますが、それを克服すると登頂という大きな好子が出現します。途中で挫折する場合は嫌子出現による弱化となりますが、最後まで貫き通すという場合は入れ子構造を考えないとうまく説明できません。 次回に続く。 |