じぶん更新日記1997年5月6日開設Copyright(C)長谷川芳典 |
御嶽山噴火災害の行方不明者がまだ複数おられる中、台風18号が日本に接近しそうな気配となってきた。北緯30度を過ぎたあたりから偏西風の影響で東方向に進路を変えるという予想も出ていたが、10月3日06時時点の5日先までの進路予想では、なんと予報円の中心を結ぶ線が東京を通る可能性が示唆されている。しかもこの台風は今後925ヘクトパスカル程度まで発達する予想なので、暴風や大雨に万全の注意が必要である。
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【思ったこと】 141002(木)塾通いの教育効果の検証は難しい 昨日の日記で、公務員試験対策講座を受講していた学生の合格率が高かったとしても、それだけでは、「講座を受講すれば合格の可能性が高まる」という証拠にはならないと述べた。理由は
同じことは、Z会の通信添削受講者、某予備校主催の東大志望の現役高校生対象の合宿制特別セミナー受講者、あるいは、東大合格者が多いG大附属高校についても言える。もともと高い学力を持った生徒が多数集まっていれば、特別の教育を受けなくても合格可能性は変わらないかもしれない。心理学の実験計画などと違って、実験群と対照群にランダムに割り付けられた群間比較ができないので、証拠を示すことは困難であろう。【←もちろん、だからといって、添削や合宿セミナーが無駄だというわけではない。お金に余裕があるなら、大いに参加したらいいと思う。】 学習塾に通っている中学生と、通っていない中学生の成績を比較したら、通っている生徒のほうが成績が悪かったということもありがちなことだ。要するに、学校で普通以上の成績をあげている生徒はわざわざお金を出してまで塾通いはしない。同じ時間とお金があるなら、スポーツ系の教室に通うとか、地域でボランティアをするというように別の活動に参加するはずである。そのいっぽう、子どもの成績が平均以下で、保護者面談の際にこのままでは高校には合格しませんよなどと脅かされた親は、やむなく塾通いをさせることになる。もともと成績の悪かった子どもが多数塾通いすれば、当然、塾通いをしていない生徒よりも平均点は悪くなる。無作為な割り付けをしていないことで、意外な結果が生まれることもありうるという事例。 |