【思ったこと】170429(土)4月下旬に視たTV番組から
4月下旬に視たTV番組から印象に残ったものをいくつか。
- 4月15日放送:NHK-BSプレミアム:体感!グレートネイチャー「巨大テーブルクロスと奇跡の花園
南ア・ケープタウンのテーブルマウンテンにかかる雲を取材したものであった。私自身は2010年の春に訪れたことがあったが、ケープタウン到着の夜に、満月に照らされるテーブルクロスを眺めることができた。
遠くから眺めるテーブルクロスも絶景ではあるが、よく晴れ渡った空のもとでテーブルマウンテン山頂からの眺めを楽しみたいという観光客にとっては迷惑な雲とも言える。
- 4月22日放送:NHK総合:ブラタモリ#71箱根
箱根は、小学校6年の時に、林間学校で訪れたほか、中学生になって初めて単独登山したのが金時山、2回目の単独登山が「駒ヶ岳〜神山〜大涌谷」ということで、私にとっては馴染み深い山である。
今回の番組で初めて知ったのは、箱根の温泉の一部は、地下から湧き上がってくるお湯ではなく、ゴルフ場敷地内の池からくみ上げた水を大涌谷の熱源に注いで造る人工的なお湯であったということだ。番組では、地下水がしみ込んで地下の熱源で暖められる天然温泉のプロセスの一部を人工的に肩代わりしているだけであり、温泉としての性質は変わりないと指摘していたが、池の水に混じって吸い上げられた魚や微生物はどうなるのだろうかとちょっと気になった。【ウィキペディアでは「30本余りの掘削井戸からの熱噴気と地下水を混合して温泉が造成されている。」と記されており、池の水という記述はなかった。】
一昨年、火山活動が活発化して大涌谷周辺が立ち入り禁止になったことがあったが、現在は平静を保っているようでひとまず安心。
- 4月25日放送:NHK-BSプレミアム:アナザーストーリーズ選「“冬のソナタ”が起こした奇跡 韓流ブームの発火点」
この番組は「選」となっているように、過去の再放送。こちらの記録によると2016年12月21日が初回放送であったようだ。
今回初めて知ったのは、金大中・元大統領による文化政策、対日政策、メディア産業奨励策といった貢献であった。
このWeb日記で何度か書いているように、冬ソナを純愛ドラマとして位置づけるのは、いくらシナリオ上の設定とはいえ、サンヒョクさんが余りにも気の毒という気がする。にもかかわらず、私を含めて圧倒的多数の視聴者があのドラマをハッピーエンドと考えるのは、純愛が本質的に利己主義的内容を含むという本質を反映しているためであろうと思われる。【4月30日の朝、たまたまこころの時代〜宗教・人生〜「宮沢賢治 はるかな愛〜“春と修羅”より〜」の一部を視たが、宮沢賢治は、利己主義を含まない純愛を貫いた数少ない一人と言えるかもしれない。】
あと、番組冒頭で紹介された中高年女性による「ヨン様追っかけ」現象は、冬ソナのドラマとしての魅力とは別物だと思う。
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