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気象庁統計が示す通り、岡山では12月12日から15日まで、4日連続で最低気温氷点下を記録した。そんな寒さの中でも、岡大七不思議の1つ、時計台前の「落ちないアメリカフウ」がまだまだ葉をつけていた。 |
じぶん更新日記1997年5月6日開設Copyright(C)長谷川芳典 |
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気象庁統計が示す通り、岡山では12月12日から15日まで、4日連続で最低気温氷点下を記録した。そんな寒さの中でも、岡大七不思議の1つ、時計台前の「落ちないアメリカフウ」がまだまだ葉をつけていた。 |
【思ったこと】 171215（金）加齢に伴い向上・維持する能力を発掘する(10)指定討論(2) 12月14日の続きで、この連載の最終回。 指定討論では、マインドセットについての言及があった。「未知なる自分」、「挑戦する自分」というと、どうしても若者のことが浮かぶが、高齢者であるからといってその可能性が閉ざされているわけではあるまい。私自身も、定年退職後には、いくつかの新しい課題に挑戦してみようとは思っている。 高齢者ではそのいっぽうで、配偶者やきょうだい、親友との死別など、さまざまな辛い体験に遭遇する。自分自身が癌を宣告されることがある。そういったライフイベントにおいて、つらさから逃れるのではなく、それらを乗り越えていくことが結晶性知能を高めていくことにもつながる。 このほか、フロアからの質問への応答の時間の中で、大阪の高齢者大学の取り組みへの言及があった。もともとは講義型であったが、自治体側の事情からNPO型となり、同世代のアクティブラーニング型の活動に変わったが、結果としてこのことが好影響をもたらしているらしい。開設されているコースはこちら参照。 ということで、今回の連載はこれにて終了。タイトルの「加齢に伴い向上・維持する能力」というものが本当にあるのかどうかは依然として疑わしいが、上記のライフイベントの蓄積がもたらす共感や結晶性知能のようなものは生涯、向上していくかもしれない。あとは、無理に「維持」しようとはせず、衰えを受け入れて、それに見合った、適応的な行動をとっていくほかはないように思われた。 |