じぶん更新日記・隠居の日々
1997年5月6日開設
Copyright(C)長谷川芳典



11月のインデックスへ戻る
最新版へ戻る

 11月25日の日記で、岡山ではインフルエンザワクチンが在庫切れで予防接種が困難になっていると書いた。その後、某家族の尽力により、某医院への入荷情報が入り、さっそく予約して接種を受けることができた。今回は完全無料。
 ワクチン接種にはそれなりのリスクが伴うが、コロナ蔓延の中では、インフルエンザを可能な限り予防することのメリットのほうが大きい。また、11月13日の日記に記したように、

●ワクチンを打つと、どのウイルスでもどの病原体でも働く広い免疫(自然免疫)が強くなる

という意見を表明している研究者もおられる。気休めかもしれないが、多少なりともコロナ感染予防にプラスとなればありがたい。

2020年11月28日(土)



【小さな話題】STAND BY ME ドラえもん

 11月20日に地元のKSB(テレビ朝日系)で放送された表記の3DCGアニメを録画再生で観た。

 この映画は2014年8月に公開され、テレビでは、2015年と2017年に放送されているということであったが、私は一度も観たことがなかった。

 まず驚いたのは、3DCGの精巧な技術であり、同上人物の動きや表情、さらに背景までリアルに見えていた。3DCGというと、工業的に大失敗と言われているファイナルファンタジーが思い浮かぶが、それよりはさらに技術的な改良が行われているように見えた。また、『三丁目の夕日』シリーズなどを手がけた山崎貴氏が脚本と共同監督をされたということもり、私にとっては懐かしい風景が描かれていた。

 この風景だが、冒頭の、のび太の家やその周辺の家やビルの風景は、私の日々のウォーキングコースそっくりのように見えた(但し、映像には戸別のポリ容器でゴミが収集されていたが、現在は廃止されている)。

 ちなみに、ウィキペディアによれば、ドラえもんの舞台は「東京都練馬区月見台すすきヶ原」、時代設定は大枠では1970年代の生活様式を維持しているという。今回の映画の中でも、黒電話や蛍光灯など、古いアイテムがいくつか描かれていた。

 さて、肝心のストーリーのほうだが、ウィキペディアに
原作の連載で描かれてきたエピソードを厳選して繋ぎ合わせ、ドラえもんとのび太たちの出会いから別れを描いており、子どもの頃にドラえもんに親しみ、大人になるにつれて自然に卒業していったすべての「子ども経験者」たちに見てほしいという願いを込めて製作したという。作中の台詞は原作の良さを引き出すため、映画オリジナルのシーンや設定を除き、おおむね原作に沿っている。山崎と八木の両監督は、ドラえもんを立体化するのはこの映画が初めてであるため、冒険ではなくドラえもんがいる日常を舞台にし、名作と言われる話を選んだ。時代設定を1970年代半ばとし、自分たちが子どもの頃に見た風景を描いたという。
と記されている通りで、ドラえもんが登場した1969年当時はすでに高校生になっていた私自身にとっても大変懐かしい設定となっていた。

 ドラえもんの作品は、当初は、下宿していた時に大家さんの子どもから本を借りて読んでいたが、その後はもっぱらTVアニメによるものであった。3DCGは、最初はちょっとだけ違和感があったが、ちょうど、白黒テレビで観ていたドラマをカラーでもう一度見直した時に感じる「そうか、こんな色だったのか!」という驚きに似て、平面的なアニメが立体化したというそれだけでも新鮮な驚きがあった。
 ジプリ作品の場合は、アニメそのものの芸術性が高いので、3DCG化すると逆につまらなくなってしまいそうだが、ドラえもんのアニメは比較的シンプルで特段の情景描写もないため、3DCG化することはグレードアップにつながるようにも思える。

 ちょうど11月20日からはSTAND BY ME ドラえもん 2が公開されるという。映画館まで出かけるつもりはないが、いずれTVで放送された時にはぜひ観たいと思う。