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ウォーキング中、アブラゼミを囓っているカマキリを見つけた。腹の幅が広いことと、よく見ると前翅に白い斑点があることからハラビロカマキリと思われる。 [※追記]ツイッターのほうで「ムネアカハラビロ」というご指摘をいただきました。情報をありがとうございました。 |
【連載】太陽系の基本知識を更新する(12)火星(6) 昨日に続いて、NHK「コズミックフロント: ●「冒険者たちが語る 太陽系のヒミツ」 についての備忘録と感想。 昨日の日記にも記したように、火星探査は、周回軌道からの撮影、着陸、さらに着陸して動き回るという移動型の探査機が送り込まれている。ウィキペディアによれば、1997年以降に着陸に成功した探査機としては、
このうち、1.のマーズ・パスファインダーは、エアバッグに包まれた着陸機がバウンドを繰り返しながら(少なくとも15回)軟着陸したもので、そこから自走式のローバーが送り出された。ローバーは秒速1センチメートルの速度で移動でき、通信中継基地をかねる着陸機を中心として半径500mを走行できた。 当初の寿命は1週間から1か月と考えられてきたが、実際は約3ヶ月間稼動した。 2.のスピリットとオポチュニティについては昨日も記した通りであり、水の痕跡を示す地形の探査という点ではオポチュニティのほうが着陸場所に恵まれており多くの発見をもたらした。 2機のうち、スピリットは2004年1月に着陸。その後、太陽光発電パネルに積もった火星大気中の埃により発電量低下が続いていたが、2005年3月12日に火星表面に発生したつむじ風によってパネルの埃が吹き飛ばされたのか、発電量が回復したという。その後、2009年には砂地を通過しようとした際に車輪がうまり身動きがとれなくなり、その後も静止点観測を続けたが、冬季の日照量不足により電源が低下し、2011年にミッションを終了した。当初の予定3か月を大幅に超える6年以上の観測を行った。 もう1機の、オポチュニティのほうは、2004年1月に火星のメリディアニ平原に着陸。2015年3月には、マラソンと同じ42.195kmの走行距離に達し、さらに走行距離45kmに至るまで移動を続けたが、2018年6月に大規模砂嵐の影響で充電ができなくなり、2019年2月にミッション終了となった。この顛末は放送でも紹介されていた。 放送では続いて、ヨーロッパのマーズ・エクスプレスが2018年、火星の南極の地下に液体の水が存在する証拠を発見したこと、さらに日本のロケットHUAを使って打ち上げられた「ホープ」(UAE)、中国の探査機、アメリカの「パーシビアランス」などが紹介された。また、はやぶさの技術を活かしたMMXによるフォボス探査計画(2024年9月打ち上げ予定)などが紹介された。 もともとこの放送は2021年4月15日に初回放送されたものであり、当然、それから現在に至るまでの1年半の研究の成果は伝えられていない。キュリオシティの活躍ぶりについてはこちらに最新情報が伝えられており、 直近の8月31日の情報では、キュリオシティの写真の一部が岩に乗り上げてしまったが何とかなりそうだというような情報が記されている。 またパーシビアランス(パーサヴィアランス)」の活躍はこちらから閲覧できる。直近の記事は9月2日。 なお、火星に人間を送り込むという計画もあるとは聞いているが、私は有人探査には賛成できない。というのは、
次回に続く。 |