【小さな話題】2024年4月の「じぶん更新」を点検する:「古代文明同時崩壊」「素数」「藤子・F・不二雄ドラマと新プロジェクトX」「YouTube動画の魅力」「チコちゃんの番組に登場する進化心理学モドキのトンデモ解説」
月単位で「じぶん更新」状況を点検する、という、2023年1月からの新企画。
まず、日々の生活の持続の指標の1つであるウォーキングの歩数は、総歩数242144歩、1日あたり平均で8071歩となり、目安としている1日平均7000歩以上を上回った。というか結果的に8000歩をも上回った。気候が良いのでついつい歩いてしまった。
半田山植物園への合計入園回数は26回となった(夜間ライトアップ2回を含む)。岡山市から外に出たのは、
- 石上布都魂神社(いそのかみふつみたまじんじゃ)とドイツの森
- とっとり花回廊と蒜山
の2回であった。
新たに経験したこと、新たに知ったこと、といった意味での「じぶん更新」は以下の通り。
- 『古代文明 同時崩壊のミステリー』と『海の民』仮説
古代文明がなぜ同時崩壊したのかについてはこれまでにもいくつかの仮説が提唱されてきたが、想像の域を出ないところもあった。最新の科学技術により、古代DNA解析による『海の民』のルーツや、同時崩壊の前に起こった干ばつや大地震などの証拠が明らかにされつつあるところが興味深い。
- 隠居人が楽しめる素数の話題
この連載はまだ続いている。世間には70歳を過ぎてから大学や大学院で学ぶ方もおられるようだが、私にはそこまでの意欲も能力も無い。あくまで、面白そうなテーマをみつけて「じぶんを更新」できればそれでよいと思っている。そういう意味では、素数に関する初歩的な話題は適している。
連載の中に「素数の一般項」という話題があったが、最近閲覧した旧ツイッター記事によれば、円周率のn桁目の数字(10進数)を求めるアルゴリズムが発見されているという。関連記事が以下にあり。
- 『藤子・F・不二雄SF短編ドラマ』と『新プロジェクトX』
どちらの番組も視聴を続けている。
『新プロジェクトX』の『約束の春 〜三陸鉄道 復旧への苦闘〜』はなかなか良かったが、当時の突貫工事の映像が少なかったため、もっぱら当事者・関係者の語りに頼らざるをえないところがあった。このあたりの感動はドラマという手段のほうが伝わりやすいかもしれない。ちなみに私自身は旧国鉄時代に、宮古から田老の区間を利用し浄土ヶ浜を観光したことがあった。 『藤子・F・不二雄SF短編ドラマ シーズン2』のほうは星新一のドラマに比べるとイマイチという感じがしていたが、4本目の3万3千平米(初回放送日:2024年4月28日)は、そういうことがあるかもしれないという現実味があってなかなか面白かった。
土地の権利ではないが、小惑星の名前に(発見者の名誉を尊重した上で)ネーミングライツを導入し、集まった資金を各種の救済・支援事業に充てるということがあってもよいのではないかと思う。
- TV番組よりYouTubeのほうが面白い
日記にも記したように、最近はTV番組よりもYouTube視聴の時間のほうが長くなっている。数学系解説動画ではレベルに合った分かりやすさ、将棋系解説動画ではAIによる最善手を知った上での生身のプロ棋士たちの駆け引きや天才的ヒラメキ、旅行・交通系動画ではTVの紀行番組にはないリアルさが感じられる。
- チコちゃんに叱られる! 怒りを通り越してあきれてしまうほど胡散臭い「他人の目を気にするのは石器時代を生き抜くため」という進化心理学モドキのこじつけ
チコちゃんの番組は雑学的知識を学ぶ上で大いに役立っているが、時たま現れるトンデモ解説、特に進化心理学モドキのこじつけを脳科学や遺伝学の専門用語で権威づけした紋切り型の「説明」にはウンザリする。どこぞの大学の教授がご自身の著書や論文の中で持論を展開するのは勝手だが、NHKのような公共放送が無批判にそれを受け入れてあたかもそれが正しい説であるかのように放送するというのは、青少年に悪影響を与える恐れがあり断じて許せない。受信料を返せと言いたくなる。
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