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昨日の日記で、2011年9月に購入した腕時計の液晶画面が全く表示されなくなり、その後いったん直ったかと思ったら今度は2012年1月1日の午前中の時刻を表示するようになったと記した。 その腕時計を窓際に置いたままにしたところ、12月6日の14時過ぎにいったん正確な日時が表示されるようになっていた。しかし、その数時間後には液晶画面の文字がすべて消えてしまった。 ということで、この腕時計の表示だけを唯一の真理であるとするなら、いったん、2012年1月へタイムスリップしたあと短時間だけ現在時刻に生還、その後再び日時不明の闇の空間を彷徨うようになってしまったことになる。 いっぽう、より科学的に考えるならば、
[※追記]12月7日の午後、この腕時計を窓際の明るい場所に数時間放置したところ、再び復活し、現在時刻を表示するようになった。 |
【連載】チコちゃんに叱られる! 「音楽を聴くと踊りたくなる?」とエコーイック 12月6日(金)に初回放送された表記の番組についての感想・考察。この日は、
音楽を聴くと踊りたくなる理由については、放送では「人間が言葉を話す生き物だから」が正解であると説明された。 神経科学の観点から人間と音楽の関係を研究している藤井進也さん(慶應義塾大学)&ナレーションによる解説は以下の通り【要約・改変あり】。
藤井さんによれば、人間が一番踊りたくなる曲に関しては以下のような研究がある。
とはいえ、どういう曲で踊りたくなるのかは、それまで生きてきた環境、過去の経験も関係してくると思われる。そのような後天的影響が少ない【環境やそれまでの経験に左右されない】赤ちゃんの反応を見れば本当に一番踊りたくなる曲が分かるかもしれない。 ということで、番組では生後1年以内の赤ちゃんに来てもらって検証を試みた。ところが撮影しようとすると泣き出してしまった。この場合、泣いていて手足を動かしているのか、音楽を聴いて動かしているのか、の見分けがつかなくなる。藤井さんが過去に行った実験では、泣き出した赤ちゃんのデータは除外。も約100人の赤ちゃんからデータが取れたのは30人ぐらいであったという。 ということで実験は3人の赤ちゃん(生後7か月の女児1名、生後3か月の男児2名)それぞれの自宅で母親に撮影され、後日その映像を藤井さんに確認してもらう形で行われた。使われた曲とその結果は以下の通り。
ここからは私の感想・考察になるが、まず、(歌と踊りではなく)歌と言葉の関係については、2020年7月27日の日記でも取り上げたことがあった。そこでは、
さて「音楽を聴くと踊りたくなるのはなぜ?」だが、私自身は別段踊りたくなることはない。また、そもそも踊りながら歌を歌うというのは、日本ではピンク・レディーが大人気となった1976年頃からであり、それ以前の歌手は、それほど派手な動きはしていなかったように思う。私が子どもの頃の歌手と言えば春日八郎、もっと前には東海林太郎などが有名だったが、こちらの動画が示すように、マイクの前で直立不動で歌うのが一般的であったように思う。そんなこともあって、私個人としては、 ●音楽と踊りは本来別物。但し最近は、メロディーや声の美しさよりも、リズムと踊りで(私から見れば)お経を唱えているような歌が流行しているらしい。 という程度のことしか分からない。 「音を聞いて口やのどなどの体を動かすのが言葉、手や足など体を動かすのが踊り。言葉を日常的に扱う人間にとって、同じ仕組み」という藤井さんの主張は分からないでもないが、音声で言葉を発することには言語中枢が深く関わっているはずだ。また、音声言語では、リズムに合わせるというより50音に当たるような多様な音を出すように模倣されていく。体の動きはそこまで複雑ではないし、音声と1対1に対応しているわけではない。なお行動分析学の創始者であるスキナーは、音声の模倣は『エコーイック(echoic)』と呼んでおり、リズムに合わせて体を動かす行動とは区別している。【チコちゃんのような一般向け番組の中では無理とは思うが】いずれにせよ、赤ちゃんの発達の初期段階において、音声の模倣と、リズムに合わせて体を動かす行動がどのように連動しているのか、もしくは独立した現象なのか、より詳細な説明が求められるように思う。 次回に続く。 |