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一週間前に訪れたタオル美術館で見かけたキティちゃん。タオルの芯を組み合わせて作られている。集合写真しか撮っていなかったので写真の一部にモザイクをかけてある。 写真下は今回の放送に登場した着ぐるみ。今回に限らないが、着ぐるみでは「鼻」の部分が黄色に点滅し、何かを喋る時には口のように見えてしまう。↓の記事参照。 |
【連載】チコちゃんに叱られる! 「キティちゃんのリボン」/キティには口はあるか? 昨日に続いて、12月27日(金)に初回放送された表記の番組についての感想・考察。本日は、
キティちゃんがリボンをつけている理由は、放送では「人々の心と心を結ぶため」であると説明された。 日々キティちゃんの魅力を発信し続けている山本淳美さん(大手エンターテイメント会社広報【←社名は伏せられていたが、サンリオであることは見え見え】)&ナレーション&担当ディレクターによる解説・諸情報は以下の通り【要約・改変あり】。
ここからは私の感想・考察になるが、私自身は、ハローキティというキャラが存在することは知っているものの、何かのアニメの主人公として人気を得ているのか、それとも家紋と同じように衣装のデザインとして使われているだけなのかについては何も知らなかった。リンク先によれば、コミック化やアニメ化もされているようだが、ドラえもん、スヌーピー、ムーミンなどのようにストーリーが先にあってそこから出てきたキャラクターとは経歴が異なっているようである。 ところで、ウィキペディアには、キティの口について以下のような記述がある。
ちなみに、口なのか鼻なのか見分けがつかないキャラとしては、ウサギの女の子のミッフィーが知られている。ネットで検索したところ、こちらに、 ――愛らしいミッフィーですが、なぜ口が「×(バッテン)」なのでしょうか?という説明があった。私はミッフィーの「×」は鼻であって口は描かれていないと思っていたが、どうやら口と鼻の両方を表しているらしい。 もとの話題に戻るが、動物が可愛らしく見える要因の1つとして、口元が「ω(オメガ)」の形をしていることが挙げられる。このことは過去日記でも何度か取り上げたことがあった。
●動物が可愛く見える一因は口元にあると言われているが、口が描かれていないキティちゃんが可愛く見えるのはなぜ? というのは大きな謎である。あくまで私の考えだが、キティちゃんの「可愛さ」というのはネコのペットなどの可愛さとは異質であり、自分とは独立した、独り立ちした存在としての魅力にあるのではないかと思われる。なお、Copilotに上記の疑問について尋ねてみたところ、以下のような回答をいただいた。 ハローキティが可愛く見える理由はいくつかあります。口が描かれていないことが、実はその魅力の一つです。 今回の放送ではキティちゃんは誰の創作なのか、全く触れられなかった。ウィキペディアによれば、ドラえもん、スヌーピー、ムーミンなどと同じような意味での作者は存在せず、代わりに、デザイナーとして、
今回の放送ではキティちゃんの着ぐるみが登場しており、NHKの番組が特定企業のキャラを扱ったという点では異例という気もした。私自身が違和感を覚えたのは、デザインや人形のキティちゃんがほぼ2頭身であったのに対して、着ぐるみは4頭身〜5頭身で顔が小さすぎた点であった。ほぼ3頭身のチコちゃんに合わせればよいのではないかとも思ったが、CGで映像化されているチコちゃんと異なり、生身の人間が中に入っている着ぐるみでは2頭身、しかも胴体より頭のほうを大きくするというのは物理的に難しいのかもしれない。 このことを含めて、キティちゃんの顔や容姿は、デザイン、人形、着ぐるみでは随分とバリエーションがあるように見える。にもかかわらず同一のキティちゃんとして受け止められているところもまた興味深い。 次回に続く。 |