じぶん更新日記1997年5月6日開設Copyright(C)長谷川芳典 |
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ドキュメント72時間: ●【3月14日初回放送】東京・植物園 わたしだけの冬に で小石川植物園を取材していた。この植物園のことは、
冒頭でも紹介されたが、この植物園の入場料は大人500円。65歳以上無料の半田山植物園に比べるとかなり高い。年間パスポートはこちらによれば2500円。こちらによれば、2019年11月の入園料値上げ時点に発売が開始されたようだ。入園料の採算がとれなくても維持できる研究施設なのだから、例えば高齢者から協力者を募って森林浴の健康増進効果を測定する代わりに入園用無料にすれば、施設としても高齢入園者にとってもウインウインになるのではないかと思う。 今回の放送では全く取り上げられなかったが、園内で私が特に気に入っているのが太郎稲荷、次郎稲荷の鳥居である。その時、私が思いついたのは ●この鳥居をくぐると外の世界が昭和30年代にタイムワープ。また昭和30年代の子どもが鳥居の奥に入るといまの令和の時代にタイムワープできる。 というもの。無宗教の私がなぜこんなことを思いついたのかと言えば、鳥居を囲む樹木の景色は、育った木や枯れた木があるものの60〜70年前の私の私の子どもの頃とちっとも変わっていないからであった【岡山の神社の鳥居を見てもこういう考えは浮かばない。なぜなら、子どもの頃には岡山で過ごしておらず、何の思い出も蘇ってこないからである】】。 私の想像どおりであれば、←右側モノクロ写真のように鳥居からは子ども時代の私が現れ、世界は昭和30年代に戻っているはずなのだが、じっさいは元のまま。この際、 ●タイムワープを希望する者は鳥居をくぐる時に「わかしいこ」という呪文を唱えなければならない。 というような条件をつければさらに興味深いかもしれない。もし次回、この植物園を訪れた時に園内で私が行方不明になったとしたら昭和30年代の世界にタイムワープしたと考えてもらっても構わない。 |
【連載】チコちゃんに叱られる! 「なぜ漫画で寝ていると言えばなぜ鼻ちょうちん?」 3月14日(金)に初回放送された表記の番組についての感想・考察。ちなみに、放送リストによれば、チコちゃんの放送は、2月21日のあとは再放送や別番組が続き、今回は3週間ぶりであった。次回は3月28日予定ということでまたまた1回分が休止となっている。こちらのリストによれば2023年までは3月に3回以上放送されており、2024年と2025年の3月は2回に縮小されたようだ。理由は不明だが、3月後半の【通常の再放送時間帯の】土曜日午前が高校野球の中継にあてられているためかもしれない。 元の話題に戻るが、この日は、
さて、この『鼻ちょうちん』であるが、私が子どもの頃はハナをたらしながら遊んだり、鼻ちょうちんを出しながら寝ている風景は当たり前であり、上掲の疑問も単に「寝ている時は自分でハナを拭き取れないから」と説明すれば済んでいたように思われた。このことに配慮したのか、放送では、 ●じっさいに寝ている人が鼻ちょうちんを出しているのは見かけないのに、なぜ漫画で寝ていると言えばなぜ鼻ちょうちん? というように問題が置き換えられており、「寝ているといえば『鼻ちょうちん』なのは昔は寝ているときによく『鼻ちょうちん』を出していたから」が正解であると説明された。 鼻の機能に詳しい石井正則さん(JCHO東京新宿メディカルセンター)&ナレーションによる解説は以下の通り【要約・改変あり】。
ではなぜ現在ではハナ垂らしや鼻ちょうちんを見かけなくなったのか。一番の理由はティッシュやマスクの普及により、子どもであっても人前ではハナを垂らさない習慣が定着したためではないかと思われる。このほか室内での暖房、防寒衣料の普及も理由になっているのではないか。 ではなぜ今でも漫画で鼻ちょうちんが描かれることがあるのか? 私自身は最近全く漫画を読まなくなったのでよく分からないところがあるが、単なる寝顔では死んでいるようにも見えてしまうところ、とりあえず息をしながら気持ち良く寝ているという印象は与えているように思われた。 余談だが、日本語では目から出る液体は「涙」、口から出る液体は「唾」というように、それぞれ目や口とは別の言葉で表現する。しかし鼻から出る液体だけは「鼻」と呼ぶこともあり、別の言葉が使われていない。この理由についてCopilotに尋ねたところ、以下のような回答をいただいた。 興味深い観察ですね!確かに、日本語では「涙」や「唾」といった目や口からの分泌物を特定する専用の語がありますが、鼻から出る液体には同様に広く使われる専用語がないのは少し不思議ですね。 いっぽうChatGPTの回答は以下の通りであった。 とても興味深い視点ですね!そうえ言えば、以前、鼻くその上品な呼び方が取り上げられたこともあった。鼻に関する話題はなかなか奥深い。 次回に続く。 |